●燁の会2016年 6月18日18:30開演
会場:千葉市美浜文化ホール、音楽ホール
「イタリア古典声楽曲を中心に歌の夕べ」
会員の皆様のご協力も沢山頂いて、6月18日のコンサートは
無事終了できました。昨年よりレベルアップしたとか?
お客様も昨年より多くいらして頂き嬉しかったです
皆様に感謝、御礼申し上げます。
こうしたホールで発表しますと、自分のできなかったことが
見えてきます。それが次の会への課題となります。
それで人様の前で歌わせていただくことは大事なのですね。
Programma Amarilli(カッチーニ) 播磨 美佳 アマリッリ Spirate pur,
spirate(ドナウディ) 仙北美智子 どうか吹いておくれ Torna a
Surriento(クルティス) 塩飽 一光 帰れソレントへ Sogno(トスティ)夢 大井由美子 Ma rendi pur content (べッリーニ) 中川 明子 喜ばせてあげて
Core’ngrato (カルディッロ) 大井 恭兵 カタリ・カタリ 薄情 Connais tu le
pays? (トーマ) 仲村 久子 君よ知るや南の国 オペラミニョンより Mon cour s’ouvre
à ta voix 脇山美枝子 あなたの声に心は開く、 オペラ サムソンとデリラより(サン・サーンス) Pace,pace,mioDio(ヴェルディ) 渡辺由美子 神よ、平和を与えたまえ、オペラ 運命の力より Vedrai carino(モーツアルト) 金田 千裕 ドンジョバンニより、恋人よ、さあこの薬で Chi sà, chi sà,qual
sia,K.582 米山 恭子 モーツアルト・コンサートアリア 誰が知っているでしょう、私のいとしい人の苦しみを Je tu veux (サティ) 伊崎 燁子 ジュ・トゥ・ヴ ・・・・ 休憩・・・・・ |
六つの子供の歌 中田喜直 曲 1 うばぐるま 西条八十 詩 播磨 美佳 2 烏 小川未明 詩 渡辺由美子 3 風の子供 竹久夢路 詩 仙北美智子 4 たあんき ぽーんき 山村暮鳥 詩 大井由美子 5 ねむの木 野口雨情 詩 金田 千裕 6 おやすみ 三木露風 詩 米山 恭子 田植歌(橋本国彦 曲 林柳波 詩) 脇山美枝子 かんぴょう(福井文彦 曲 北原白秋 詩) 塩飽 一光 瞳(小林秀雄 曲 薩摩 忠 詩) 仲村 久子 バラの花に心をこめて(山田耕筰 曲 大木敦夫 詩) 中川 明子 紫陽花 (團 伊玖磨 曲 北山冬一郎 詩) 伊崎 燁子 |
La promessa 約束 (G.ロッシーニ) 金田千裕
海ほうずきと少年 日本のおもちゃ歌より
(中田喜直曲 岸田衿子詩)
M'appari tutt'amor (F.V.フロトウ) 和田新悟
夢のごとく オペラ マルタより
犀川 (小倉 朗曲 室生犀星詩)
Nell ネル (G.フォーレ) 伊崎燁子
さくら横ちょう(別宮貞雄曲 加藤周一詩)
7.13の伊崎燁子
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昔からの
友人ピアニストから
●2011年4月22日(金)於:上野の旧奏楽堂
二期会イタリア歌曲研究会の定期演奏会が行われました。
上記のタイトルによる、オリジナルによる「イタリア古典声楽曲の夕べ」
企画・構成、指導から演出、訳詩に至るまで、弥勒忠史氏。
この夜は、チェンバロとリュートによる伴奏。
日本では珍しいのでは、5声によるアンサンブル、マドリガル。
豪華な晩餐を催す、いろいろな民衆のばか騒ぎ。
とっても面白いのであるけれど、余裕のある弥勒さんが、イタ研の若い声楽家を指導なさって、節度ある面白さにまとめあげた。
私は応募しなかったけれど、当教室の米山さんが出演するので、私も必死で譜読みをし、イタリア語を読んだ。従って本番の演奏会も良く分かって楽しかった。出演者の皆さんも何度も練習に足を運ばれて、チームワーク良く楽しんで演奏されているように見受けました。
ご成功おめでとうございます。
山田耕筰のうたより
<北原白秋 詩>
❀ すかんぽの咲く頃
❀ この道
❀ ペイチカ
❀ 鐘がなります
❀ 待ちぼうけ
❀ かやの木山の
❀ 曼珠沙華
(AIYANの歌より)
❀ からたちの花
<大木篤夫 詩>
❀ 母のこえ
<三木露風 詩>
❀ お友達といっしょ
❀ 樹立
❀ 唄
❀ 野薔薇
私の好きな歌
♪ グルック C.W.Gluck オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より、エウリディーチェを失って
♪ ローザ S.Rosa 側にいることは
♪ トーマス A.Thomas オペラ「ミニョン」より君よ知るや南の国
♪ チェスティ M.A.Cesti 私の偶像である人の回りに
♪ ベッリーニ V.Bellini
喜ばせてあげて
♪ ロッシーニ G.Rossini オペラ「グリエルモ・テル」より、暗い森
♪ チマーラ P.Cimara 郷愁
♪ ビゼー G.Bizet 神の子羊
♪ ドニゼッティ G.Donezetti オペラ「愛の妙薬」より、人知れぬ涙
♪ ヴェルディ G.Verdi オペラ「運命の力」より、神よ、平和を与えたまえ
♪ ロッシーニ G.Rossini フィレンツェの花売り娘
♪ ヨハン・シュトラウス J.Strauss オペレッタ「こうもり」より、アデーレのアリア「公爵様、貴方のようなお方は」
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●2010年10月31日(日) 秋に誘うサロンコンサート
(伊崎燁子 ソプラノリサイタル:ピアノ 柿谷綾乃)
会場:藤沢 ル・クラシック 午後3時開演 主催:まつぼっくり
この日は台風14号が近づいていました。前日の30日の昼でも、進路の時間がはっきりわかりませんでした。
私は数人のお客様でも出かけて行って歌う決心をしましたが、現実に30日は、総武線も止まりました。
しかし、台風は速度を早めて、翌朝の31日は低気圧となって北海道沖へ去っていました。
前日にコンサートのあった方は大変だったそうです。
なんて私は幸せなのでしょうと、感激。
一週間前からの目は真っ赤に充血、兎の眼になっていましたが、やっと退き始めて、そうした試練があり、本番を迎えました。
友情に支えられたコンサート
お客様は私の小学校、中学校、高校、あとは生徒、そして歌の仲間、私のお友達がほとんど。
予想通り予備の席を出して頂いて、90席が埋まりました。
藤沢市鵠沼は私の故郷。
鵠沼中学の有志の方が、藤沢でもう一度やらないかと声をかけて下さって、これで3回目でしょうか、実現したリサイタルです。
元のクラスの方のグループに、「まつぼっくり」という名を付けました。
その数名の方が、マネージメント、当日の受付、道案内にも立ってくださって、全部はお聞きになれなかったのでは、と思います。
本当にお世話になりました。
会の事務もお友達、お客様も同期生、同じ年の方が多かったと思います。
なんて私は幸せなことでしょうと、ただ感謝でいっぱいです。
打ち上げも同期会でした。
コンサートは、終始和やかな雰囲気で、私の呼吸が伝わり、気持ちが伝わり、お客様のため息、涙もわかりました。
完璧にはできなくて悔しいところありますが、何か大きなものが私を助けてくださったと思います。
今までと少し違うところは、ドレスを着ると、開き直りというか、ステージの人間に今まで以上に変身できたこと。
この歳まで歌えること、すべてに感謝を捧げたいです。
プログラム
アンコール 十五夜お月さん (本居 長世 曲/野口 雨情 詩)
しぐれに寄する抒情 (大中 恵 曲/佐藤 春夫 詩)
全員で合唱 今日の日はさようなら(金子 詔一 曲/詩)
すぐに私の携帯に感想をお寄せくださった文を、お名前は頭文字で載せさせて頂きますね。着信順。
I.Kさん
こんばんわ、今日はありがとうございました。そしてお疲れ様でした。とても楽しいひと時でした。
大好きな初恋、すっごく嬉しかったです。
ドイツ歌曲も新鮮に聴かせていただきました。
ポピュラーな「歌の翼」でずうずうしくも一緒に口ずさみたくなりました。
音楽って本当にいいですね。
なんかウキウキしてきます。
気分が高揚してきて、幸せな気持ちになります。
プログラムも自分で作られたと聞きました。
素敵なプログラム、(^_^)/また誘ってください。
T.Nさん
本日の盛会、お慶び申し上げます。
懐かしい方々とのお話もあろうかと遠慮し、ご挨拶もせずに失礼しました。
無理のない発声法での響きに流石!と感じたのは私だけではありますまい。
ドイツ語もよくあれだけこなされました。
大変なものです。
文化圏が広がるようで羨ましい限りです。
Y.Mさん
さすがベテラン、寝ていないようには思えませんでしたよ。
ドレスも良く似合ってきれいでした。
皆様楽しんでいらして、アットホームでよかったです。
今バスに乗ってます。
やっぱり音楽は雰囲気が独特で楽しいです。
ありがとうございました。
N.Sさん
伊崎さん、今日は盛況でおめでとうございました。
とても素敵なコンサートでした。
ドレスも綺麗で、伊崎さんの美人さを更に引き立てていました。
ピアニストの方もお上手でした。
品格のあるコンサートでした。
A.Kさん
昨日は素敵なコンサートでした。
いつも乍ら心癒される歌声に、うっとりしてしまいました。
初恋、むこうむこう、アデーレのアリア等、特によかった。
妹も正統派の声楽が、聴けてとても勉強になったと喜んでました。
ありがとうございました。
S.Kさん
お手紙頂き恐縮です。
過日のル・クラシックでのリサイタル、素晴らしいの一言に尽きるかと思います。
当日所用と重なり、リサイタル終了後、声もかけずに失礼し申し訳ありませんでした。
この歳(失礼)になっても、あれだけの声が出せるのは、ひとえに日ごろの精進の賜物と思います。
特に「初恋」と「歌の翼に」には感銘を受けました。
「こうもり」も、とても良かったんですが、ピアノが少し元気が良すぎた感じでした。
もう少しピアノが控えてくれたら、声も、より一層引き立ったのかと思います。
(あくまでド素人の思いですので悪しからず)
以後省略
以上、ありがとうございました
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●2010年9月26日(日)千葉市小中台南小学校での敬老会
初めは3人によるクラシック演奏。
ソプラノ演奏 | 伊崎燁子 *夜鶯 (フルート助奏付、アラビエフ 曲) *初恋 (越谷 達之助 曲、石川 啄木 詞) *あわて床屋 (山田 耕筰 曲、北原 白秋 詞) *からたちの花 (山田 耕筰 曲、北原 白秋 詞) *千の風になって (新井 満 日本語 詞/曲) |
ピアノ演奏 | 五十嵐里佳 *革命 (ショパン) |
フルート演奏 | 重松亜紀 *涙そうそう (ビギン 曲、沖縄出身の男性3人組のバンドビギンによる) (涙(なだ)そうそうは沖縄で涙がボロボロにこぼれる様子) *チャルダッシュ (モンティ 曲) (酒場風を意味するハンガリーの代表的な民族舞踊) |
皆さんでご一緒に歌いましょう。 | *紅葉 (岡野 貞一 曲、高野 辰之 詞 |
小中台南小学校体育館にて3人による「夜鶯」の演奏
昔から聞いてくださっている友人が、次のような言葉を送ってくれました。
お載せしてよいものか迷っていたのですが、私に歌う勇気を与えてくださいましたので。
「今日、聴かせていただきました。ソプラノは素晴らしく、変な言い方で申し訳ありなせんが歌う容姿も美しく、大いに楽しませていただきました。
本格的なプロらしいソプラノに出席の皆さんも感激していたように見受けました。
ありがとうございました。
5曲とも素敵でしたが、私には特に夜鶯が一番美しく聞こえました。
何語なのでしょうか、言葉がわかりませんが感じはよく分かったように思います。
敬老祝賀会に初めて出ましたが、最初の式典も大いに勉強になりました。
以前には児童数1000人を超す小学校が近年は200人にも遠いとのこと、驚きです。
ご健勝とますますのご活躍を願っています。」
J. I 様
●2010年5月16日(日)pm14:00〜17:00 於:稲毛サロンヴィーノ
伊崎燁子声楽教室 勉強会 ピアノ 五十嵐里佳
参加下さった皆様は15歳から70歳代まで幅広く、それでいてそれぞれが、味のある演奏をなさったと思います。
もう少し多くの方に聞いて頂いてもよかったと感じました。
向山 道子 | Almen se non poss’io もし私が出来ないなら ベッリーニ |
O! quante volte, o! quante 「ああ、幾度か」 オペラ「カプレティー家とモンテッキ家」より ベッリーニ |
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後藤 あい | 早春賦 中田 章 |
荒城の月 滝 廉太郎 | |
金田 千裕 | Venite inginocchiatevi 「さあ、おけいこしましょう」 オペラ・フィガロの結婚より モーツァルト |
Ave Maria アヴェマリア ルッチ |
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氏家 はな | 浜千鳥 弘田 竜太郎 |
Ombra mai fu 樹木の陰で ヘンデル |
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渡辺 由美子 | Sebben, crudele たとえつれなくても カルダーラ |
O del mio dolce ardor ああ、私のやさしい熱情が グルック |
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浅野 祥子 | C’e nel tuo sguardo 君の眼差しの中には レオンカヴァッロ |
Les filles de cadix カディスの娘たち ドリーブ |
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♪ ♪ ♪ ♪ ♪ | |
橋本 美知代 | Panis Angelicus 天使の糧 フランク |
O notte, o Dea del mistero ああ夜よ、神秘の女神よ ピッチーニ |
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和田 新吾 | O primavera おお、春よ チリンデルリ |
Core’ngrato 薄情 カルデーロ |
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永田 史江 | 金子みすず詩による童謡歌曲集より 中田 喜直 わらい つち ほしとたんぽぽ |
仲村 久子 | O cessate di piagarmi 私を傷つけるのをやめるか スカルラッティ |
落葉松 小林 秀雄 | |
西村 佐和子 | 中国地方の子守唄 山田 耕筰 |
Pace,pace,mio Dio 「神よ、平和を与えたまえ」 オペラ「運命の力」より ヴェルデイ |
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米山 恭子 | Il Rinprovero. 非難 ロッシー二 |
Qui la voce sua soave 「あなたの優しい声が」 オペラ「清教徒」より、狂乱の場 ベッリーニ |
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●2009年11月15日(土)13:00〜15:00
地下鉄日比谷線神谷町 ギャラリー樋口文庫(サロン)に於いて
聖徳学園に勤務していた時の同僚、荒木佐和子先生のピアノコンサートに、伊崎燁子がゲスト出演しました。
曲目・・・私の18番
あわて床屋、十五夜お月さん、むこうむこう、
そして、ヘンデルのオペラ「リナルド」より、「Lascia ch'io pianga(私を泣かせて)」
ヘンデルの曲は荒木先生のご希望により、ピアノは同じく同僚のピアニスト山川知子先生(船橋在住の国立音大ご出身)
ご一緒に演奏しましたのは、10年ぶりくらいでした。
●2009年恒例の勉強会は4月26日(日)pm2:00〜5:00
会場は、いつもの稲毛サロンヴィーノをお借りしました。
当教室では決して強制ではなく、ご希望の方だけの参加です。
今回のピアノは、桐朋学園大学ご出身、若手のピアニスト、稲毛在住の五十嵐里佳先生です。
ピアニストの音楽に支えられて、和やかに終了致しました。
伊崎燁子声楽教室 勉強会プログラム ピアノ:五十嵐里佳 於:稲毛サロンヴィーノ |
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金田 千裕 | Le violette(すみれ) スカルラッティ |
Amarilli,(アマリッリ) カッチーニ | |
秋庭 亜弥 | 早春賦 中田 章 |
Sogno(夢) トスティ | |
向山 道子 | Le violette(すみれ) スカルラッティ |
Tu lo sai(あなたは知っている) スカルラッティ | |
栗原 小百合 | Almen se non poss’io(もし私が出来ないなら) ベッリーニ |
Per pieta, bell’idol mio(私の偶像よ) ベッリーニ | |
和田 新吾 | Mattinata(朝に) レオンカヴァッロ |
Non ti scordar di me(勿忘草) クルティス | |
脇山 美枝子 | Ombra mai fu(樹木の陰で) ヘンデル |
Se tu m’ami(もし貴女が私を愛してくれて) ペルゴレージ | |
松永 弘美 | Segreto(秘密) トスティ |
くちなし 高田 三郎 | |
橋本 美知代 | 歌の翼に メンデルスゾーン |
Apres un reve(夢のあとに) フォーレ | |
西村 佐和子 | 初恋 越谷 達乃助 |
Vissi d’arte, vissi d’amore(恋に生き、愛に生き オペラ・トスカより) プッチーニ | |
中川 明子 | Sogna, Sogna,mia cara anima(夢見て、夢見て、ああ、いとしい母さん) トスティ |
Vaghissima sembianza(限りなき優雅な絵姿) ドナウディ | |
米山 恭子 | La pastorella delle Alpi(アルプスの羊飼いの娘) ロッシー二 |
La Danza(踊り) ロッシー二 | |
♪♪♪♪♪♪♪♪♪ |
感想
歌う前にそれぞれの方に、歌とのかかわり方、現在のお仕事など、お話していただいたこと。
ピアノがとてもよく歌ってくださったことで楽しく和やかな会になりました。
ご苦労様でした。
大変な進歩をされてる方がいらっしゃいます。
全く上がった様子がないですね。
皆さん負けずに頑張っていきましょう。
●2009年4月10日(金)二期会イタリア歌曲研究会XL
イタリア近代歌曲の夕べXXI
ベル・エポックのイタリア歌曲(第一次大戦前夜の饗宴 )
国の重要文化財に指定され、日本最古の木造洋式音楽ホール、旧奏楽堂(上野公園内)でのイタリア歌曲研究会定期公演に伊崎燁子出演、無事終了しました。
これは内部のオーディションによる選出で、若い方たちと共演しました。
超満員、立見が出るほど盛会で華やかでよい演奏会だったとの評がすぐに入ってきました。
たくさんの方の応援を頂きまして、厚く御礼申し上げます。
☆☆☆ 当夜は盛況で椅子に座れないほどのお客様でした。
有難い事です。
若いビブリオテカーリオの鴨川太郎氏の企画。
舞台を当時のベルエポックのサロンに見立てて、歌い終わると私達はサロンのお客のように椅子に座り、次の歌い手の歌に聞き入ります。
舞台はエレガンスで華やかな雰囲気にはなったでしょうか?
もっと賑やかな演技が出来たらよかったかな、とも思いますが・・?
私は芝泰志さんと夫婦の設定でした。
そう見えたでしょうか。
出演者、皆、声のある方々で、不安定な方はなかったですから、ある程度はお楽しみいただけたかと思います。
本物に近づくにはまだまだ勉強が必要なことはもちろんですが。
豊かな文章力による「ベルエポック」についての解説、さらに全曲にわたる対訳、これがイタリア歌曲研究会のビブリオテカリオと称される(図書館に居るように頭の中には沢山の蔵書が詰まっている)鴨川太郎氏によるものでした。
第一次世界大戦の前にこんな華やかな文化が花開いていたのですね。
私が初めに歌った、C'è nel tuo sguardo(レオンカヴァルロ曲)は、ヴェリズモ歌曲といわれ、感情を自然の流れに乗せて出せる曲、魂をゆすぶられるような情熱曲。
こういう曲は、若いときは別として、細い声で表現する難しさがあり、5ヶ月程、楽しみながらも苦しみ、本番一週間前にして解決できたのでした。
それでも本番は、どの程度できたのか、・・・?
小学校、中学校時代の友人が、いつもいらしてくださっていてお便りを・・・、
♪貴女の歌は繊細に磨き抜かれていて情感が溢れているといつも感じます。(岩波) 本当かな(私)
♪私は貴女が始めに歌われた曲が心に残っております。
相手を思う優しい気持を受け取りました。(松沢) ヤッホーーー!(私)
☆☆☆音楽の友6月号 Concert Reviews に批評も載りました☆☆☆
○二期会イタリア歌曲研究会 音楽評論家 小山 晃
イタリア歌曲研究会では、< イタリア近代歌曲の夕べ > シリーズを続けているが、その第11回は「ベルエポックのイタリア歌曲・第一次世界大戦前夜の饗宴」を明らかにしていった。
パリを中心に新たな文化・芸術が台頭した19世紀末から20世紀初めにかけての、同時代の歌たちである。頽廃的な美意識やその陶酔を抱いたこの時代、イタリアでは、マスカーニ、レオンカヴァッロ、チマーラ、そしてトスティ、レスピーギなどがオペラの国から新たに歌曲を生み出したのだが、こうして改めて集約されてみると、パリの爛熟などとは又別趣のベル・エポックの歌の魅力が明らかになってくる。
鴨川太郎、行天祥晃、伊崎燁子、関口幸江、佐藤由子など何人もの歌い手の競演にもなったが、嶺 貞子監修だけに、いずれも適確歌唱で、イタリアの熟れた歌たちをつややかに歌い表したといえる。
比較的耳慣れたレスピーギ「霧」、レオンカヴァッロ「四月」、マルトウッチ「深い森で」、チマーラ「雪が舞う」、プッチーニ「そして小鳥は」等が極めて光彩を放っていた。
(4月10日・東京藝術大学・旧奏楽堂)
●2008年9月15日(月・祝)の敬老の日に
自治会主催の敬老会で歌わせていただきました。
会場は、小中台南小学校の体育館です。
響きの具合が心配でしたが、マイクを使わずにどうにか聞こえたようです。
自治会役員の方々に大変お世話になりました。
心よりお礼申し上げます。
有難うございました。
サブタイトル ー 懐かしい歌、楽しい歌 伊崎燁子(ソプラノ)宮澤幸子(ピアノ) |
|
曲目 | 浜辺の歌(成田 為三 曲) あわて床屋(山田 耕筰 曲) 十五夜お月さん(本居 長世 曲) むこうむこう(中田 喜直 曲) オペレッタ「こうもり」より、アデーレのアリア(ヨハン・シュトラウス 曲) |
「こうもり」からのアリアは、今回、初めて挑戦。
大好きな歌でしたので、これで新しいレパートリー1曲増えました。
好きな曲、楽しい曲で、私も楽しく、お客様も楽しんでいただけたようです。
反省はありますが、ホットしました。
4回目の「十五夜お月さん」、1回毎に歌い方が違って、よくなってきたと思うのですが・・?
こんな家のそばで歌うのは初めて。いつもと違う緊張感がありました。
当教室の生徒さん、ご両親など15名の方が応援にいらしてくださいました。
品川からも。
●2008年3月9日(日)伊崎燁子声楽教室 勉強会 於:稲毛サロンヴィーノ
今年は勉強を重ねて、人の前で楽しそうに演奏する方が増えてよかったです。
金田 千裕 | 花のまわりで (大津 三郎 曲、江間 章子 詩) Sebben,crudele (A.Caldara) たとえつれなくても |
中島 祥子 (欠席) |
のばら (F.Schubert、 近藤 朔風 訳詩) 夢路 (C.Foster、津川 主一 訳詩) |
柴田 弘美 | Caro mio ben (G.Giordani) いとしいひとよ 小さな空 (武満 徹 詩・曲) |
藤原 千恵 | Ave Maria (F.Schubert) 初恋 (越谷 達之助 曲、石川 啄木 詩) |
橋本 美千代 | Che faro senza Euridice ? (C.W.Gluck) オペラ「オルフェとエウリディーチェ」より、エウリディーチェを失って ダニーボーイ (スコットランド民謡) |
和田 新吾 | Se nel ben (A.Stradella) もし 幸せの中に Vado ben spesso cangiando loco (S.Rosa) 私はよく場所をかえる |
西村 佐和子 | Rosa (F.P.Tosti) 薔薇 Pace,Pace,mio Dio ! (G.Verdi) オペラ「運命の力」より、神よ、平和を与えたまえ |
松永 弘美 | Ave Maria (L..Luzzi) 霧と話した (中田 喜直 曲、鎌田 忠良 詩) |
仲村 久子 | 花の街 (団 伊久磨 曲、江間 章子 詩) Ave Maria (G.Caccini) |
米山 恭子 | Stornello (G.Verdi) ストルネッロ Quel guardo il Cavaliere (G. Donizetti) オペラ「Don pasquale」より、 あの目に騎士は |
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●2007年11月2日(金) 伊崎燁子ソプラノリサイタル 於:音楽の友ホール
女性作曲家による歌曲 そして懐かしいしらべ ピアノ: 山田武彦
第9回東京に於ける4年ぶりの「伊崎燁子ソプラノ・リサイタル」は、おかげ様で盛会で無事終了しました。
ご支援下さいました沢山の皆様に心から感謝を申し上げます。
「リサイタル」とは、その時点での演奏家の個性をすべて出すべき研究発表の場であると捉えています。
ですから全身全霊でとりかかり、私のすべてをご覧いただく事になると思います。
でも、お客様がいらしてくださらないと、成り立ちません。
第1回から丁度20年経つのですが、すべての会ご出席で、私を見守り、育ててくださったお客様というか、友人方、そして新しいお客様も、今回、かなり御出で下さいました。
皆様本当にありがとうございました。
忙しい雑事に終われ、ご報告が遅くなりました。
幸せな嬉しい感想が沢山寄せられています。
プログラムは、レアーレ女史から提案いただいて、ロマン派の女性作曲家による歌曲、日本の現代女性作曲家3人の作品、そして後半はトスティの作品(フランス語のテキストのものも)と日本の懐かしい歌
折紙はがき制作者、菊地淑子さんによる私のドレス
この図案は、今回のCDのデザインの一部にもなりました
お客様の感想をお届けします。
自分のことは分からないです。
今回珍しくノーミスで演奏できました。
これは集中できたのでしょう。
でも、もっともっと目標を達成したいと思っています。
評価は聞いた方がしてくださるものですから、寄せられた感想を、届けられた順に、あまり多いので、嬉しく心にひびいたお言葉のみを、載せさせて頂きます。
今日の貴女は本当に素晴らしいを通り越して凄かったという言葉がぴったり。 最後の方は涙がとまりませんでした。 本当に感動しました。 ありがとうございました。 ・・・大神康代様(ドレスの制作者) |
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私は女性作曲家の作品が好き。 貴女にもふさわしいご選曲と聴かせて頂きました。 難しい原語を表現豊かに熱唱されるので、尊敬と憧憬の念で聴き惚れましたヮ。 まだまだイケますわよ。 味わい深い歌声は、 これからではありませんか? ・・・原 紀子様(中学校友人) |
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昨日は、素晴らしいリサイタルを聞かせて頂き、観させて頂き、ありがとうございました。 とても温かい気持ちになりました。 歌声はもちろん、「心」を感じられ、涙が出てきてしまいました。 これからもいつまでも、歌い続けてください。 ・・・河原洋子様(鵠沼の昔からの友人) |
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伊崎さんの声と曲の内容を伝えきる感性と、愛らしく生々しい美人度に大感激していらっしゃいました。 特に日本の女性の3曲はよかったわ!!とは山口さんの弁。 ちんちん千鳥もよかった!といっぱい話され、私が行けなかったのが、本当に残念でした! ・・・橘 光子様(私の尊敬する家庭裁判所調停員の親友) |
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あの時お会いしたよりも、ふっくらとなって、堂々と声量たっぷりに、しかも、しっとりと情感こめた声が響きわたりました。 イタリア、フランスの女流作曲家の原語の歌よりも、やはり日本語の歌詞に親しみがもてました。 千の風になった彼も喜んでいる事でしょう。 ・・・忍田貞夫様(亡夫の親友) |
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大変立派な演奏会でした。 至福の一刻を堪能致しました。 お声もお姿も変わっておられず驚き安心致しました。 大変な努力節制されてのことと存じます。 ピアノの山田先生との呼吸が絶妙ぴったりで本当にくつろいだ気持ちで、拝聴することが出来ました。 最後の千の風になっては、格別の想いで聞きました。 ありがとうございました。 ・・・高橋晨生様(亡夫の親友) |
|
「あっ」と驚くほどの美しいお姿で沢山の感動を、ありがとうございました。 「十五夜お月さん」素敵でした。 難しい外国語を(主にドイツ語)を覚えられた事に頭が下がります。 またの機会が近い日であります様。 ・・・宮崎久子様(私の尊敬するクリスチャンの親友) |
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美しい心のこもった、濃やかな演奏でした。 初めての曲も、知っていた曲もたのしくお聞きしました。 「対訳と歌詞」も親切に存じます。 とてもよい一夕を過ごしました。 ありがとうございました。 ・・・中村洋子様(詩人) |
|
同級生同年の人達、いつも前向きに真剣に取り組む姿に接し、勇気と希望を与えているのを感じます。 俳句を作りました。 ≪歌にのせ秘めたる思い秋の夕≫ ≪秋深しソプラノ響き友集う≫ ≪思いこめソプラノにのせ秋舞台≫ ・・・八幡三郎様(鵠沼地区のマネージャー的友人) |
|
・・・神部智江様(聖徳学園での教え子) |
|
前略 11月2日の午後7時から約1時間半至福の時を過ごさせて頂きました。 このところ仕事が多忙で心も乾いていた私に、あなたの美しい歌声が沁みいるようでした。 ・・中省略・・ 貴女の表情が穏かで、緊張感もありながらむしろ、歌う喜びに満ちていた事に、あらためて感動しました。 歌いたいというあなたの感情がよく顕れていました。 ・・中省略・・ 山田さんの伴奏がよかったですね。 独自の存在感を表現しつつ、歌の邪魔をせず、歌を盛り上げる伴奏、と感じました。 後省略 ・・・松井繁明様(鵠沼中学校同期の弁護士) |
次の小林様のご感想は大変博識でいらっしゃるので、勉強になります。 全文を載せさせて頂きます。 |
感讃謝
昨夕は、また、楽しい、また、豊かな感銘のひとときをお贈りいただきまして、ありがとうございました。
おかげさまで、このうえない誕生祝いをしていただきました。
「78才の誕生日まで、今と同じペースの『現役』として生きるッ」と標榜している私ですが、その実行へ向けての力も頂戴しました。
客席(鑑賞部門)専門のド素人としての感想を申し上げます。
今回、最も、そしていまさらのように感銘を受けたのは、デミヌエンドの魅力と美しさです。
とくに、「手」「ぼくは花の下をさまよう」「からたちの花」と「十五夜お月さん」です。
息を飲むほどに惹き付けられ、終わった途端にため息が出ます。
ちなみに、私にとっては、世界一の歌手は(毎度の繰り言で恐縮ですが)ジュゼッペ・ディ・ステファノですが、彼の最大の魅力のひとつが、デミヌエンドなのです。
或るテナーの話を聴いていてハッキリと認識したのですが。
とくに、クレッシエンドして、高音ないし最高音に達してから、そのままのブレスでゆったりと、美しくデミヌエンドしてしまう(ように、私には聞こえる)、そこが、例えようもなくエレガントです。
もちろん、クレッシェンドの凄さについては、前から気づいておりました。
先ず、「プロってえのは、すげえなーッ」というところから始まります(次元の低い申し上げようで、恐縮です)。
そして、それが、やたらに大声を出すということではなく、きちんと抑制され、場合によっては然るべく演出された表現になっていることを知り、素晴らしいと思うわけです。
ちなみに、このごろ、声楽のコンサートで、少なからざる歌手たちが、音程の正確さ、声の美しさや言葉の明瞭さを犠牲にして、大声を張り上げているように思われますが、気のせいでしょうか。
「女性作曲家による歌曲」、いずれも、興味深く、拝聴しました。
こういう作品をものし、メンデルスゾーンを除いて長命に恵まれた人たちが、女性であるがゆえに軽視・無視されるというのは、実にもったいないことですね。
ひどいことですね。
拝聴しながら、ジェンダー克服に果敢に取り組まれた、故 若桑みどり先生(一面識もありませんが、彼女の講義・雑談の録画・録音やいろいろの著作は、私の固定観念にとらわれた、鈍い頭脳を強く刺激してくれます)、ハリウッド映画でクララ・シューマン
を演じたキャサリン・ヘップバーン、不動産賃貸人として弊弁護士を使って下さっている、某女性作曲家、そして、極めて地味かつ地道なスタイルながら、「婦人解放」に情熱を傾け続けた我が母、等々を思い起こしていました。
ところで、「十五夜お月さん」。
私個人にとっては、昨夕の圧巻でした。
随一でした。
私は胸が一杯になりました。
妻が、ハンカチで涙をぬぐっていました。
すぐ近くのおじさんが、
鼻をすすっていました。
終わったときに、一瞬、会場が静寂に包まれたことにお気づきでしょうか。
作品そのものが、私たち日本人と一体になっている、その意味では、誰が、どのように演奏しても、必ず感銘を与えるという側面があります。
しかし、昨夕の伊崎歌唱は、そういう一般論ではとらえ切れない、鋭さと豊かさと大きさがあったように感じます。
その内容を具体的に語る力は、もとより、私どもにはありませんが、あえて申し上げます。
笑って下さい。
これまでにも増して、言葉(詩)、メロディ、そして、ピアノ伴奏とのコンビネーションを、丹念に洗い直し、再構成されたのではないでしょうか。
そして、そのための技術的な工夫として、テンポを少々落とし、「ため」
の豊かな表現を付加なさったのではないでしょうか。
とりあえず、御礼と大向こうからの偶感開陳まで。
また、お歌いになるときは、教えて下さい。
ますますご壮健におすごしになりますよう、お祈りします。 敬具
小林正彦 拝 (同年 弁護士)
追伸
※ 妻が、伊崎先生の「ごあいさつ」について、「いい文章ねえーッ」と、感心しておりました。
※ 松井繁明弁護士が、私どもよりもっと前の「砂っかぶり」に見えていました。
彼は枢要の地位にある人ですから、とりわけ金曜日にはギッシリとスケジュールが入っている筈です。
つまり、それほどに、伊崎先生と、その歌唱に、魅力があるということです。
帰途につかれるとき、感銘をその表情に残しつつ、笑顔で、「ああいうのを聞いちゃうと、もう、カラオケなんて、行かれませんなあ」と言っておられました。
まだまだ頂いていますが、本当に素敵なご感想をありがとうございました。
曲目の詳細はCDの頁に載せたいと思います。
資料は(プログラム)沢山残っていますので欲しい方は、メールをどうぞ。
音楽の友1月号、音楽現代1月号のConcert Reviews にリサイタルの批評が、またショパン2月号にも載りました。
ライブCD40枚のみ、記念に制作しました。
●2007年9月27日(木) 藤沢市立鵠沼中学校 創立60周年記念 鵠祭記念コンサート
於:藤沢市民会館 大ホール(1380席)
鵠沼中学校の音楽祭にお招きを受け、名誉な事に歌ってきました。<
当日は中学の60周年記念行事としての鵠祭、構内の合唱コンクールと私の記念コンサートでした。
中学生の態度が立派な事に私は驚きました。
そのお陰で私にとって「感激で忘れられないコンサート」になりました。
神奈川新聞社から取材が来ました。
プログラム
[浜辺の歌、この道、あわて床屋、初恋、千の風になって]
[トスティのPour un baiser, Sogno]
[MozartのAlleluja]
中学生と父兄の方々、鵠沼の私の友人達がお客様です。
私を支えて下さる大切な友人方の感想が私の感激をも語ってくれていますので、載せさせて頂きます。
神奈川新聞社から取材が来てました。
28日の湘南版に写真入りで載りました。
伊崎燁子様
昨日はお疲れ様でした。
鵠中の生徒の態度の良いこと驚きました。
合唱祭を通して静かに聴いており好感がもたれました。
前田さんも、髪の毛を染めている子が見当たらないと鵠中生に感心してました。
20年以上前には鵠中も多分にもれず大変荒れた時がありました。
今では悪い評判はありません。
素敵な歌が聴かれ、生徒達も真剣に聴き入っていたのが、ひしひし伝わって来ました。
“千の風になって”を歌ったときには大変な反響とともに、手拍子とともに皆が歌いだし、特に立って歌った2人の生徒の内、後ろの生徒の声の良いのには感心しました。
これもひとえに最初のトークの時に一緒に歌ってくださいとの働きかけが功を奏したのではと思います。
会場が一体感が持てたことで素晴らしい記念コンサートに成りました。
また、三年生の最優秀の合唱の伴奏をした生徒の力強く、上手なピアノ伴奏には感心しました。
校長先生も是非、伊崎さんの歌を生徒に聴かせたいとの熱意が伝わったものと思います。
今回は伸び伸びと歌えたのではないですか。
“あわて床屋”を歌ったときは、表情が素晴らしかったですよ。
終わった後、皆で市民会館の中の喫茶室でコーヒーを飲んで歓談して別れました。
今回、伊崎さんが歌ってくれたことで少人数ですが同期生が会えたことに感謝しています。
俳句を作りました。
伊崎燁子さん鵠沼中学校合唱祭で“千の風になつて”を歌う
行く秋の舞台に立ちて千の風
八幡三郎
伊崎燁子さま
髪を短くされて、和風のドレスを召されての貴女のご登場は鮮烈でしたよ。
鵠中60周年の記念コンサートに最もふさわしく、トークも会場を傾聴させ、ご熱演は一気に雰囲気を盛り上げて・・・
皆一つになったようなやさしい思いが流れたみたいでした。
「初恋」や「夢」 私は大好きな歌ですが、今や青春の現役生徒達も聞き入ってたようで、我々にもあんな初々しい時代があって、今そのころ出会った友人たちと、こうして共有の時間を過ごしているのですから・・・何だか不思議な思い?でした。
最後の生徒会長のしっかりと頼もしい挨拶のこと・・。
50年の歳月は過ぎましたけれど、気持ちはまだ置き忘れたように、あまり変わりませんね。
生徒さんの父兄も若くって、我々の母達はもっとふけて落ち着いていたし・・・
色々な事を思い感じ乍ら、あなたのお陰でとってもいーぃひとときでした。
リサイタルを控えられて、まだ芯からゆっくりのご気分にはなれませんでしょうが、上手にリラックスされて、極めつけの貴女を観せて下さいませ。
くれぐれもお身体お大切にお過ごしくださいネ。
私は来月7回忌、亡夫の友人が沢山集まってくださり、ミニクラス会のよう賑やかそうになりソーゥですヮ。では又。
原 紀子
私は中学生に対してある種の覚悟を持って出かけたのですが、意に反して鵠中の生徒皆さんの態度が素直で自然で立派なのに驚きました。
「千の風になって」の時は、お願いしましたら、皆さんで歌ってくださり、数名は立ち上がって歌ってくれまして、大変楽しく盛り上がり、舞台と客席が一体となりました。
こんな嬉しい体験は忘れられません。
本当に皆様に感謝です。
素晴らしい中学生を見て、日本の将来も大丈夫だと思いました。
伊崎燁子
●2007年4月13日(金) バロック・ヴェネツィア樂派の調べ 於:旧奏楽堂
二期会イタリア歌曲研究会XXXVI オリジナルによるイタリア古典声楽曲の夕べ V
企画:構成 | 有村 祐輔 |
企画:監修 | 嶺 貞子 |
ソプラノ | 伊崎 燁子 堪山 貴子 木村 美代子 小出 京子 越 野麗子 石原 友利子 丹羽 理英子 嶺 貞子 |
メゾソプラノ | 飯島 由利江 |
テノール | 辻 裕久 芝 泰 |
バリトン | 酒井 崇 |
古楽アンサンブル | 渡邊 慶子 庭山 由記美(バロック・アンサンブル) 原田 純子(バロック・ビオラ) 高橋 弘治(バロック・チェロ) 岡田 龍之介(チェンバロ) |
プログラムは
ジョバンニ・レグレンツィ Givanni Regrenzi(1626-1690) カンタータより3曲。
フランチェスコ・カヴァッリ Francesco Cavalli(1602-1676) アリア1曲とオペラ「エリズメーナ」より、叙唱とアリア、3名による抜粋。
アントニオ・チェスティ Antonio Cesti(1623-1669) オペラ「オロンテーア」より、さようなら、コリンド
トマ-ゾ・アルビノーニ Tomaso G.Albinoni(1671-1669) カンタータより2曲。
アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio vivaldi(1678-1741) カンタータより3曲。
以上により構成されました。
歌い手はチラシをご覧下さい。
あまり上演されることの少ない、初演ものもあり、しかし美しい曲が多く、研究会の誰かが、「イタ研の歴史に残るプログラムだ」と言った。
演奏する会員も新しい曲に挑戦し、2ヶ月余で仕上げるのだから、まだまだ掘る下げる事は多いのだが、本番は皆頑張ったと思う。
私自身が歌ったAddio,Corindo はパリゾッティ版イタリア歌曲集の1巻に載っていながら、何故か歌われる事の少ない曲。
しかし私の好きな叙唱とアリアである。
当然、オリジナルの楽譜により歌ったのですが、企画の有村祐輔先生のお陰で、今回バロック歌曲の歌い方、フレージングのとり方、近代歌曲との歌い方の違いが、今まで以上に、大変な収穫、勉強になりました。
感想をお寄せ下さった順に、
前田昭子様より
きょうは、素敵なVocalをありがとうございました。
友達も(2人)とっても喜んでいました。
本当に会場は一杯になりますね。
普段聞かない曲を聴いているのも楽しいものですね。
先生のステージは華やかですね。
皆さんと違うところは自然に出ている笑顔かな。
ドレス(カラー)ばかりのせいではないように私は思えたのですが・・・
先生の第一声が丸みのある声で歌われたとき、やっと落ち着きました。
Son ancor〜の曲は先生には低かったのではありませんか?
中音が何となく歌い辛そうな感じがしましたので・・違っていたらゴメンナサイ。
隣の席の人が(友達ではありません)身を乗り出して聴いていらっしゃいました。
二部でのAddio〜のはじめの音、すばらしいですね、私も出せるかなぁ?無理ですよね。
(この曲全部がすばらしかったです)
この曲先生のお気に入りですか?私の身体がゾクゾクっとしっぱなしでした。
こうやって書くということはなかなかうまく表現できませんし、難しいです。
友達が「あなたの先生本当に60代?」と聞かれました。(ごめんなさい)
最初の越野さん私はいいなぁと思いました。(欲を言うと自然な笑顔がほしいですが)
稲葉次郎様より
少し古いニュースになってしまいましたが、13日の金曜日、にもかかわらず、楽しいひと時を過ごしてきましたので、その報告を。
林君の提案で、コンサートの前に集まることとし、林君、菊池さん、秋山さん、ML会員ではないのですが、高木さんと私の5人、4時30分に上野駅公園口に集合しました。
咲き始めた八重桜を愛でながら精養軒で軽食、久しぶりの再会に話を弾ませました。
ただし、満席予想との情報があり、いつもより少し早めに会場に行き、おかげで前から3列目の良い席を確保できました。
会場は旧奏楽堂という名称のホール、私は初めてでしたが、音楽好きには有名な由、木造で歴史があって大変に暖かい感じがする素敵なホールでした。
コンサートそのものは、二期会イタリア歌曲研究会の主催で、イタリア古典声楽曲の中から今回はバロック・べネツィア楽派(ビバルディーなど17-18世紀)を取り上げていました。
古典ということでアンサンブルもピアノではなくチェンバロ、チェロとは少し違って見えるバロックチェロ等々、私には興味深いものがありました。
声楽には10人強が出演、伊崎さんは、この会の中心的メンバーのお一人なのでしょう、2回出演され、上品な美声を楽しませてくれました。
私が驚かされたのは、この会の代表である嶺 貞子さんという方、誰かが72歳と言っていましたが、びっくりするほど貫禄があって、それでいてびっくりするほど上手に聞かせました。
コンサート終了後、伊崎さんが現れるかと少し待ちましたが、お忙しかったのでしょう、現れず、しかたがないので、いろいろと感想などを話しながら夜桜の上野公園を抜けて駅に向かいました。
生で聴く音楽の楽しみは格別でした。
嶺 貞子先生はイタリアから勲章を授与されました。
1月、私はその祝賀パーティの責任者を務めました。
そのあと100名ほどの方々に写真を送る作業が5月1日で終わりました。
伊崎
稲葉さんの発信に続けて 菊地淑子様より
伊崎さんのコンサート、よかったですね。
伊崎さんには雰囲気、声共に気品があり、私はうっとりと聴いていました。
上野は広い。
旧奏楽堂なんて、案内してもらわなければ分かりませんでした。
外見は木造の見るからに温かみある建物で、中も歴史を感じました。
歌う方々皆、美声なのは勿論ですが、舞台での雰囲気から色々見えるものがあることもわかりました。
解説者が説明してくれた一節に、ヴェネツィアの音楽が栄えた3大要因に
1.サン・マルコ大聖堂の存在
2.公共オペラハウスの誕生
3.国際港都特有の施設「女子孤児養育院」での高度な音楽教育の成果
の3点を挙げられました。
私にとってたいへん衝撃的だったのは、3の女子孤児養育院で成長した子どもの「自立」のために高度な音楽教育をしたと言う点です。
ヨーロッパでは、貧民救済や病弱者、孤児などの救済(現代での福祉)はキリスト教の教えによって教会、修道院、尼僧院などが担っていました。
日本でも数は少ないけれど、救済のため寺院などが、私的に行った例はあります。
だけど、17世紀に「自立」を意識して教育していたのはすごいことだと感心してしまいました。
省みて、日本の現在の福祉施策はどれほどのものでしょう?
●2007年1月27日(土)
受験生 | |
*安村 恵 | コンコーネ50番より、NO.25 Lasciatemi morire !(C.Monteyerdi) 私を死なせて Caro mio ben(G.Giordani) いとしい女よ ピアノ演奏 バッハ 平均律クラヴィーア第2巻より No.15ト長調フーガ ベートーベン ソナタ Op.14No.1ホ長調 第3楽章 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | |
*藤原 千恵 | Star vicino(S.Rosa) 側にいることは Nel cor piu non mi sento(G.Paisiello) もはや私の心には感じられない(うつろの心) |
*橋本 美千代 | O del mio dolce ardor(C.W.Gluck) ああ私のやさしい情熱が かやの木山の(山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩) |
*松永 弘美 | Ave Maria(Caccini) アヴェ マリーア 九十九里浜(平井 康三郎 曲、北見 志保子 詩) |
*甲斐 清子 | Addio, Corindo(M.A.Cesti) さようなら、コリンド |
*中川 明子 | Vorrei(F.P.Tosti) そうなってほしい L'ultima canzone(F.P.tosti) 最後の歌 |
*前田 昭子 | L'invito(G.Rossini) 誘い Una l'acrima(G.Donizetti) 一滴の涙 |
*米山 恭子 | Almen se non poss'io(V.Bellini) もし私ができないなら Regnava nel silenzio(G.Donizetti) 「ランメルモールのルチア」より、あたりは沈黙に閉ざされ |
●2006年4月22日(土) 伊崎燁子サロンコンサート
ソプラノ:伊崎燁子 ピアノ:柿谷綾乃 春風にのせて
於:オーシャンプロムナード湘南 主催:まつぼっくり (写真提供:仁井田征夫) |
表紙を飾った折り紙:菊地淑子 作 |
「プログラム」
日本の抒情歌より
< 懐かしい歌 > | |
浜千鳥 | 弘田 竜太郎 曲、鹿島 鳴秋 詩 |
花の街 | 団 伊久磨 曲、江間 章子 詩 |
この道 | 山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩 |
< 花の歌 > | |
くちなし | 高田 三郎 曲、高野 喜久雄 詩 |
ほうずきの花 | 三木 稔 曲、小黒 恵子 詩 |
さくら横ちょう | 別宮 貞雄 曲、加藤 周一 詩 |
< 想い > | |
嫁ぐ娘への子もりうた | 平野 淳一 曲、峯 陽 詩 |
< 童謡 > | |
絵日傘 | 豊田 義一 曲、大村 主計 詩 |
通りゃんせ | わらべうた、本居 長世 編・曲 |
十五夜お月さん | 本居 長世 曲、野口 雨情 詩 |
あわて床屋 | 山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩 |
< 愛の歌 > | |
ジュ・トウ・ヴ(Je te veux) | エリック・サティ 曲 |
ナイチンゲール(Nightingale) | アレクサンドル・アラビエフ 曲 |
< アンコール > | |
初恋 | 越谷 達乃助 曲、石川 啄木 詩 |
小さな空 | 武満 徹 曲・詩 |
会場の皆様で合唱 | |
花 | 滝 廉太郎 曲・詩 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふるさと鵠沼の懐かしい大勢の方達に囲まれて、私は少しあがったかも知れません、でも温かいご支援のおかげで無事終えました。
千葉からも東京からも駆けつけてくださり有難い事です。
会を終了後同期の懇談会が近くのChez Moiにて26名ほどで賑やかに開かれました。
その後もカラオケに繰り出し(私は歌う曲がない)、朝8時に家を出て、夜9時ごろ終わりました。
皆様お世話になりました。
何十年振りかの邂逅が2組もあったそうで良かったと思います。
平沼高校の同期の友人で、稲毛にある放射線医学研究所の元副所長でいらした稲葉次郎様がお寄せ下さった感想は、サロンコンサートの事がよく分かる様に書かれ、表紙を飾った折り紙葉書の作者、やはり同期の菊地淑子様のことにも触れてくださっています。
すでに林君から報告がありましたが、伊崎さんのコンサートについて私からも。
すばらしい青空の下、藤沢駅で林君と待ち合わせ、久しぶりに大きな富士を見たあとゆっくり昼食。
その後小田急で鵠沼海岸へ。
会場はいかにも湘南らしいしゃれたオーシャンプロムナード湘南、実は高級老人ホームの小ホール。
コンサートは「春風にのせて」のテーマの下、桜をはじめ春の花が沢山出てきて、大いに楽しみました。
特にJE TE VEUXは小品ながら素敵でした。
フランスの歌が合うように思います。
音楽会場ではなく、サロン風、少し抑えた感じの歌い方は大きな会場でより難しいようにも思いましたが、伊崎さんは相変わらずの美声で丁寧に歌われ、さすがにプロと感じ入りました。
プログラムの表紙、見た瞬間菊池さんの作品と似ていると気がつきましたが・・、Good idea!です。
(菊池さんいつもすばらしい折り紙はがきをありがとうございます、大いに楽しみにしています。)
余計な話ですが、個人的関心から会場でオーシャンプロムナード湘南のパンフレットをもらってきました。
そこで生活するには結構お金がかかることを知りました。
ただし、現在は満室ですとのことでした。
どのくらい先になるのか分かりませんが、いずれはと考えさせられました。
コンサートの後は江ノ島まで歩いて興奮を静め、さらに江ノ島からは江ノ電で鎌倉まで、林君と取りとめもないことを話しながら、楽しい半日でした。
稲葉次郎
●2006年2月4日勉強会
於:サロンヴィーノ ピアノ:柿谷綾乃
受験生 | |
佐藤 亜希 | サンタ ルチア(ナポリ民謡) 初恋(越谷 達之助) 追憶(スペイン民謡) |
岩浅 恵利子 | Intorno all’idol mio(M.A.cesti) 私の偶像である人の回りに ピアノ演奏 コンコーネ50番より、No.18 No.29 No.38 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | |
野村 京子 | 浜千鳥(成田 為三) Lascia ch’io pianga(G.F.Handel) 私を泣かせてください |
松永 弘美 | O del mio dolce ardor(C.H.W.Gluck) ああ私のやさしい熱情が 母の声(山田 耕筰) |
仲村 久子 | Nel cor piu non mi sento(G.Paisiello) もはや私の心には感じない Porgi amor(W.A.Mozart) オペラ「フィガロの結婚」より、愛の神よ |
甲斐 清子 | Amarilli(G.Caccini) アマリッリ Ombra mai fu(G.F.Handel) 樹木の陰で |
中川 明子 | Ideale(F.P.Tosti) 理想の人 ’A Vucchella(F.P.Tosti) 可愛い口許 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
「感想」
*人の前で演奏すると、いつものように出来ない。
*やはり、息の吸い方にある。
*こつこつやるしかない。
曲に中で、1箇所、2箇所だけでも良いから、息に乗った良い響きの声が、出せていれば、まずは良いと思います。
それはかなり出来てきたと思います。
●日本福音ルーテル市川教会 2005年10月29日(土) ソプラノ:伊崎燁子 ピアノ:柿谷綾乃
プログラム
G.フォーレ | 夢のあとに 蝶と花 |
M.ファリア | 7つのスペイン民謡より 1. ムーア人の織物 3. アストリア地方の歌 4. ホタ 5. 子守唄 7. ポロ |
日本歌曲 | |
< 秋の歌 > | |
畑中 良輔 曲、八木 重吉 詩 | 五つの歌 *秋の空 *素朴な琴 *秋 *雨 *夕焼け |
< 花の歌 > | |
三木 稔 曲、小黒 恵子 詩 | ほうずきの花 |
団 伊玖磨 曲、江間 章子 詩 | 花の街 |
山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩 | からたちの花 |
< 恋の歌 > | |
大中 恩 曲、佐藤 春夫 詩 | しぐれに寄する抒情 |
越谷 達之助 曲、石川 啄木 詩 | 初恋 |
アンコール | |
本居 長世 曲、野口 雨情 詩 | 十五夜お月さん |
山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩 | あわて床屋 |
F.シューベルト | アヴェマリア |
お寄せいただきましたご感想の中から、私には面映い、でも素敵なお二人の文章をご紹介します。
鵠沼中学校同級生 原 紀子様 より
少し昔の懐かしいお話が、沢山盛り込まれています。
是非最後までお読み下さい。 弁護士 小林正彦 様 より
拝啓
日本福音ルーテル市川教会での貴リサイタル(10月29日)の感想をお話しさせていただきます。
一口で申し上げれば、圧倒されました。
圧倒されながら、忘れがたい感動と喜悦のひとときを過ごさせていただきました。
私がお誘いした人たちも、口々に、同旨の感想を述べておられました。
帰り道に、市川駅前の鰻屋さんで、歌姫と歌を讃えて、乾杯しました。
お知らせした私までが、大いに感謝されました。
まず、なによりも、声それ自体の美しさです。
決して一本調子にならない多彩多様な美しさに、(或る女性の表現を以ってすれば)脳天を射ぬかれ、全身を揺さぶられるような衝撃をうけました。
ありきたりの表現をすれば、「絹を裂くような」とか、「玉をころがすような」とか言うことになるのかも知れませんが、そんな陳腐平凡な言葉ではとても追いつかない経験でした。
それと、歌いまわしの魅力的なこと!
あれを、プロの方々は、「カンタービレ」の魅力といわれるのでしょうか。
昔々、柴田陸睦さんが、T.スキーパの、特に発声の素晴らしさを讃え、関連してF.タリアビーニやJ.D.ステファノにも言及しながら、「ベルカント唱法」を語り、「カンタービレ」を語るのを聞いた事があります。
印象深いお話で、このたび、その事を久し振りに思い出しました。
もう一つ。それは、明晰で、流麗な日本語。
日本人たる事を誇らしく感じます。
個人的には、アンコール・ピースとして、予め、おずおずとリクエストさせていただいていた「十五夜お月さん」の、深く豊かな表現が、この日、随一でした。
思い起こせば、私(1939年生まれ)たちが子供だった頃には、この国の子どもたちは、いわゆる「童謡」や「唱歌」とともに、江戸古謡やわらべ唄にも日常的に接していました。
そして、その中でも、
うーさぎ うさぎ 何見て跳ねる
十五夜お月さん 見て はあああねえるッ
は、最も愛唱されたものの1つだったと思います。
大人になってから、偶然の機会に、童謡歌手・河村順子の「十五夜お月さん」を耳にしたときには、とても驚き、とても感銘を受けました。
当時、そのことを、父(1912年生まれ)に話したことがあります。
「大正ロマンティシズム」のコンセプトでです。
父(普通のサラリーマン)は、私に歌好きの血を伝えた人物で、特に藤原義江と関屋敏子の熱心なファンでした。
私から話しかけられた父は、まだ40代だったのに、まるで老人が懐旧談をするみたいに、延々と話し続けました。
・・・子供の頃、ある偶然の機会に、本居長世さんの可愛らしいお嬢さんたちが、専ら本居作品ばかりを歌う音楽会に行った事があること、それで、本居作品が好きになったこと、中山晋平のほうがはるかにポピュラーであり、自分も中山作品がすきだが、全体的な印象としては、本居が中山を大きく凌駕しているように感ずること、たとえば、「十五夜お月さん」でも、コーラスが進むにつれて、歌詞の発展に即して、メロディも伴奏も、デリケートに変化しているようにおもわれること、等々でした。
おかげさまで、親不孝ものが、14年前に亡くなった父を久し振りに思い出だしました。
この歌については、河村さんから始まって、好んで、多くの歌手の歌唱に接しました。
しかし、どういうものか、本格的なクラシックの歌手(ヘン言い方です)が、芸術家としての意欲を発揮し、プロとしての表現技術を駆使してミッチリ歌っている例には出会う事が難しいようです。
少なくとも、私どものような一般のシロウトにとっては。
その意味で、このたびは、この40年間で最高の歌唱をプレゼントしていただきました。
とても嬉しいです。
感謝しています。
ちなみに高校生のころ、ハリウッド映画「歌劇王カルーソー」を見ました。
チャリティ・コンサートのシーンで、お金持ちの或る紳士がカルーソーの十八番「パリアッチ」をリクエストし、これに応えたカルーソーが「衣装をつけろ」を、心をこめて歌いました。
私は、「いいなーッ。俺も、いまに、ああいう注文をしてみてえなーッ」と思いました。
先生のおかげで、或る意味では、宿願がかなったわけです。
おそらく、最初で最後の経験となりましょう。
ほんとうに、ありがとうございました。
その他にも感じたことがあります。
思い出すまま、順不同にあげてみます。
「アストリア地方の歌」のピアノの右手のメロディが、橋本国彦作曲「富士山見たら」の前奏部分にとても似ているように感じました。
このように感じたのは、今回が初めてです。
藤原義江さんが、「外国で『富士さん見たら』を歌うと、いつも、前奏の美しさを言われた」と言っていたのを思い出しました。
「五つの歌」。
先生に解説していただいたおかげで、「詩 八木重吉」「曲 畑中良輔」であることを真っ正面から意識しながら、拝聴しました。
若き日にこの詩人に夢中になっていた学友の気持ちに、ほんの少し、触れたように思いました。
曲調に、邦楽プロのお家に生まれ育ったという出自が>少し薫っているように感じましたが、気のせいでしょうか。
「花の街」。
オリジナルは、女性合唱だったように記憶しますが、独唱もいいですね。
またまた、敗戦直後の荒廃した東京の風景や、(私の場合は、浅草と東京)「婦人の時間」に何度か出演した母のこと、一回だけ出た自分のこと、あるいは、この番組でデヴューした溌剌たる秋山ちえこさんの、若く溌剌たる声など、なんとも懐かしいことどもを思い出し、またまた、胸が一杯になりました。
私にとっては、この歌は「時代の子」です。
再び、そして末永く、こういう機会をお与え下さい。
先生のさらなるご壮健とご多幸をお祈りしています。
東京都大田区 小林正彦 拝
伊崎燁子先生
●2005年7月11日(月)
二期会イタリア歌曲研究会 XXXIII 於・東京文化会館小ホール リーリカ
珠玉の叙情歌ー トスティからメノッティ80年の流れの中で ー
監修:嶺 貞子
私の平沼高校時代の友人から寄せられたご感想です。
「今回はイタリア語で何だか分かりませんでしたが でも夫々の方の持っている雰囲気や歌い方 若い方は若いままに 熟年の方は年輪を重ねた声の美しさに 何も知らない私でも声楽の楽しさに圧倒されました。
稲葉さん 林さん 私の3人でしたが 行って良かったです。
本当に。
長く歌い続けるには 天賦の才能のほかに 体調を維持する節制 向上心 努力など様々なことが必要なのですね。
どうか これからもお体大切に歌い続けてください。」
菊地淑子
楽屋にて
出演者の一部の方々、私は青いドレスを着ています。
国立音大ご出身で当教室の生徒さんでもある、前田昭子さんからのご感想
伊崎先生
久し振りに先生の舞台での声が聞けてうっとりしました。
プログラムが進んでいく中、いよいよ先生の出番、どうしてだか私がドキドキしてしまいました。
前奏が鳴って第一声を出した途端、私の見える(客席)範囲での空気が一変したように思われました。
スーと先生に吸い込まれたような感じがして(オーバーに表現すると、先生の中に皆が入って行ったように思われました)、ちょっと「くぎ付け」になった・・・と私は感じました。
こう感じたのは私だけではないと思います。
それと、皆と何かが違う、声の出し方、やさしくて包み込んでくれるような歌い方は、私がいつも教わっているのに!・・・・・私には出来ない!!!
今回は知らない作曲家の歌曲が殆どでしたが、楽しい時を過ごす事が出来ました。
前田昭子
●2005年1月22日
第30回 財団法人日本歌曲振興会<新・波の会>
サロン・コンサート
会場:JASRAC けやきホール(古賀政男音楽博物館1階)
出演:佐々木 町子、堀真 須美、水谷 朋子、高橋 千代乃、伊崎 燁子、鈴木 房江
曲目:シレトコ半島の漁夫の歌(伊福部 昭 曲)
あなたの恋人に会いました(大中 恩 曲)
からたちの花(山田 耕筰 曲)他
伊崎燁子の曲目
さざんか(猪本 隆 曲)
しぐれに寄する抒情(大中 恩 曲)
ひとつのレモン(大中 恩 曲)
あやとり(土屋 喜代美 曲)
小さな空(武満 徹 曲)
マーシャとピョートロ(小林 秀雄 曲)
補助席を出すほど大勢のお客様にお越し頂きまして、誠に有難うございました。
大変好評を頂き、嬉しいメールも沢山いただきました。
その中で、俳句付きで感想を送って下さった方のメールから、抜粋してご紹介します。
山茶花の思いを託しソプラノに
(感想)
コンサートで自分の心に秘めた思いを歌に託して歌い上げた友人。
過去のコンサートよりも伸び伸びと声に張りが出て表情豊かに歌い上げた。
赤いドレスに身を包み秘めた思いを感じさせるようだ。
それは、歌手のみにしか知る由もないことである。
聴衆にはそれを感じさせ、また訴えるように聞こえた。
このことは一段と歌手として聴衆に感動を与えることが出来るまで成長した証にほかならないと思われる。
八幡三郎
●2005年1月29日
アットホームな稲毛サロンヴィーノをお借りして、ピアノを柿谷綾乃さんにお願いしました。
それぞれ国立の教育学部を受験するお二人と熟年のお二人が公開レッスンの形で歌いました。
人の前で演奏をすることは、慣れないとなかなか思うように自分を表現できないものです。
場所を変えて毎年やっていますが、サロンヴィーノは気軽にできそうで、度々やりたいというご希望が出ました。
●2004年4月7日
二期会イタリア歌曲研究会XXIV
オリジナルによるイタリア古典声楽曲の夕べ III
「モノディからヘンデルへ」
桜の花びらがチラチラと舞っていました。
上野の旧奏楽堂に於いて雅やかな音色の古楽器に包まれて歌う、いにしえの世界を偲ぶ夕べ。
このシリーズは大好評を頂き、3回目の再演となりました。
毎年続けられると思います。
監修:有村 祐輔 企画・構成:嶺 貞子
< 出演 > | |
嶺 貞子 鈴木 寛一 吉川 具仁子 辻 裕久 ・ 伊崎 燁子 石原 友利子 板本 緑 堪山 貴子 酒井 崇 関口 幸江 渡邊 公実子 ・ - 古楽アンサンブル - 渡邊 慶子 伊佐 治道生 天野 寿彦 桜井 茂 太田 光子 岡田 龍之介 |
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< 曲目 > |
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G.Caccini(1637-1710) | Tu ch'hai le penne, Amore, 翼を持つ愛の神よ O che felice giorno,Amor , ch'attendi ああ、なんと幸せな日だろう |
B.Pasquini(1637-1710) | Con tranquillo risposo 静かな憩いのうちに |
G.Gasparini(1668-1727) | Cantata Caro laccio カンタータ「いとしい絆よ」より、アリアと叙唱5曲 |
A.Vivaldi(1678-1741) | La pastorella sul primo albore, 羊飼いの娘は夜明けに Vieni,vieni o mio diletto 来て、来て、いとしい人よ |
A.Scarlatti(1660-1725) | Cantata Solitudine avvenne カンタータ「辺りは静かになった」より、叙唱とアリア4曲 |
D.N.Sarri(1670-1744) | Sen correl'agnelletta 小羊は走り去る |
R.Rontani(15??-1622) | Se bel rio もし美しい小川が |
M.a.Cesti(1623-1669) | opera [Orontea] Intorno all'idol mio オペラ「オロンテーア」より、「私の偶像である人の回りに」アリアと叙唱3曲 |
G.F.Handel(1685-1759) | opera [Rinaldo] Armida dispietata! オペラ「リナルド」より、情け知らずのアルミーダ opera [Giulio Cesare in Egitto] Va tacito e nascosto オペラ「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より、抜け目の無い狩人は Epur cosi in un giorno 「こうして、ただ一日のうちに」叙唱とアリア Caro! Bella! Piùu amabile beltà 慕わしい、美しい人、あなたの眼差しにもまして / 二重唱 opera [Roderinda] Fatto infermo è il mio petto オペラ「ロデリンダ」より、「私の胸は地獄となった」叙唱とアリア |
G.Paisiello(1740-1816) | opera [La molinara] Nel cor più non mi sento (Duetto) オペラ「水車小屋の娘」より、もはや私の心には感じられない / 二重唱 |