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●2017年6月11日(日) 於:千葉市美浜文化ホール
     「イタリア歌曲を中心に歌の夕べ」  
          企画指導:伊崎燁子
           ピアノ  :臼田圭介
      
programm...............
.加藤夏奈       O del mio amato ben
            花の街
大竹 翠       Ave Maria
            Sogno 
脇山美枝子     O notte, o Dea del mistero
             Quella fiamma che m'accende 
金田千裕      opera Dinorrah よりOmbra leggere              
            影の歌            
米山恭子      オペラ La sonnambulaより 
         Comeperme sereno
            かやの木山 
      ***********************************:
本田 萌       Lasciami ! lasacia ch’io respire
              La promessa  
和田新悟      Ah! mio cor
           Parlami d’amore,Mariu!
千北美智子     Qual farfalletta amante
.           . Ave Maria
渡 辺由美子     さくら横丁
            Al]men se non possio
仲村久子      Intorno all ’idol mio
.          .The lord’s prayer 
           
伊崎燁子     Invito alla danza
           しぐれに寄する抒情
 アンコール    Nel cor piu non mi sento


ご来場くださった方から温かいご感想を頂きました。
許可を頂いた方のみ載せさせて頂きます。
 
稲葉次郎 様 (放射線医学総合研究所元副所長)  

初夏に恒例となってきた燁の会のイタリア歌曲の夕べで、楽しいひと時をすごしました。 
今回は、11人の出演者がイタリア歌曲を中心に日本歌曲も含めて22曲を聞かせて下さいました。 
緊張気味の方、すでに経験を積んでおられる方、中には大曲を最後まで充分な声量を保って歌いきる方などいろいろ、
全員が緊張感を持って、しかも充分に楽しんでおられるように見うけました。
そして昨年に引き続いて出場なさってる方に進歩を感じられたのも頼もしく、思わず拍手に力がこもってしまいました。
 トリを務められた伊崎さんのさすがに別格の歌唱力には感激しました。

 素晴らしいピアノ伴奏をバックにして一生懸命に歌う姿を目の前にしながら、生の声に浸ることができたことを大変嬉しく思っています。ありがとうございました。
教室の今後のご発展を楽しみにしております。
           .....................
伊崎の歌に数名の方が、豊かな歌声に感動!とか
驚愕!してます、  などの今までにないお言葉を寄せていただいて、年齢に比較してかな?とビックリしています。
あと何年歌えるでしょうか?




         ●2016年9月27日(火)於:ヴェルシオーネ若潮
                    敬老祝賀会

             私たちも敬老会にお招きいただく歳ではありますが
             自治会より依頼されて演奏することに なりました。
             会場には残念ながらピアノがありません。それで
             キーボードをお持ちの川浪幾久子さんに
             お願い致しました。
 
                    
曲目 は良く知られた歌から
                   ♪秋の空
                   ♪十五夜お月さん
                   ♪あわて床屋
                   ♪からたちの花
                   アンコール ♪宵待ち草

                   皆で歌いましょう ☆千の風になって、☆虫の声
      
             
お客様はハイツからバスで会場まで往復お連れする。
             
会場は結婚式場のようですが広々として、響きもよくて幸い。
             
声の調子も悪くなく、無事役目を果たせたかと思います。
             
自治会の役員の方々には大変お世話になりまして
             
ありがたく思いました。

             CDよりなまが良いと、聴きに行きたいと仰って下さる方があって驚がく! 
で もこの日ばかりは、敬老の方の指定席だけしか入れないのです。


                                                     

●燁の会2016年 6月18日18:30開演
会場:千葉市美浜文化ホール、音楽ホール
   「イタリア古典声楽曲を中心に歌の夕べ」

     会員の皆様のご協力も沢山頂いて、6月18日のコンサートは
 無事終了できました。昨年よりレベルアップしたとか?
お客様も昨年より多くいらして頂き嬉しかったです
皆様に感謝、御礼申し上げます。

     こうしたホールで発表しますと、自分のできなかったことが
見えてきます。それが次の会への課題となります。
それで人様の前で歌わせていただくことは大事なのですね。

演奏会1

           まだチーズ!と言われてないのでリラックスしているところをまず1枚



●2015年6月6日(土)燁の会 
「トスティといろいろな仲間たち」
企画指導 伊崎燁子 ピアノ 臼田圭介
会場:千葉市文化ホール 2F 音楽ホール

演奏会2
またメンバーが少し入れ替わりました。

Programma
<トスティといろいろな仲間たち>

La Serenata トスティ (セレナータ)        磯野 春佳  
La capinera ヴェネディクト(みそさざい) 

A Sera トスティ(夕べに)           大井由美子
ひなのひは 中田喜直

Marecgiare トスティ (マレキアーレ)      和田 新吾
O del mio amato be
n ドナウディ(ああ、愛する人の)

Sogno トスティ (夢)              仙北美智子
Se mi piace mio contino
チマローザ(ああ、愛する人の)

Preghiera トスティ(祈り)           中川 明子
Almen se non poss'io ベッリーニ(もし私ができないなら)

Segreto トスティ(秘密)             仲村 久子
ゆく春  中田喜直 曲
             ~~~~~~~

sebben, crudele カルダーラ        本田  萌
(たとえつれなくても)
Tormento トスティ(苦しみ))  

Invano トスティ(虚しく)                 渡辺由美子
Ah! non credea mirarti ベッリーニ
   (オペラ夢遊病の娘より、ああ、信じられない)

Rosa トスティ (薔薇)          金田 千裕
O luce di questa'anma ドニゼッティ 
     (オペラ シャモニのリンダより、この心の光)
Aprile トスティ (薔薇)             米山 恭子
すてきな春に 小林秀雄 曲
              峯 陽   詩 
Pur un baiser トスティ(口づけ)       伊崎 燁子
どんどんぶち 猪本 隆   曲 
              堀内 幸枝 詩





●2014年10月8日(水)
伊崎燁子ソプラノサロンコンサート    ピアノ:臼田圭介       

大きなホールでは、もう沢山やってきましたし、年齢的にも
歩いて行けるところでアットホームなコンサートを、という私の思いは、ぴあーすクリニックの院長先生のお許しを得た素敵なお部屋で、
そして多くの皆様のご協力を頂きまして実現することができました。

予想ができなかったお部屋の響きとか、ピアノの音色とか、すべて
今思い出しても充分に雰囲気を盛り上げてくれるものでした。
完璧さを神様はお許し下さらなかったのですが、ピアニストの臼田さんに支えられまして、かなり集中できましたのは、本当に演奏家として
幸せに思います。

ご近所の私の友人の方々が、早くから集まって下さって、椅子を並べて下さったり、今も嬉しく心が温かくなります。
またご遠方からもどうしても来たいとご来場くださいました昔からの紳士の方がた、本当にありがたいと思います。

曲目は皆様になじみのある言葉のわかる日本歌曲を中心に選曲しました。ほとんど私の十八番の曲ばかりです。
       

プログラム

<秋>
秋の空 
(畑中良輔 曲、八木重吉 詩)
赤とんぼ 
(山田耕筰 曲、三木露風 詩)
さわると秋が淋しがる
(中田喜直 曲、さとうはちろう詩)
十五夜お月さん
(本居長世 曲、野口雨情 詩)


<花>
からたちの花 
(山田耕筰 曲、喜多原白秋 詩)
ほうずきの花 
(三木実 曲、 小黒恵子 詩)
さくら横丁 
(別宮貞雄 曲、加藤周一 詩)
紫陽花 
(団 伊玖磨 曲、北山冬一郎 詩

        
休憩

<想い>
初恋 
(越谷達之助 曲、石川啄木 詩)
あわて床屋
(山田耕筰 曲、北原白秋 詩)
千の風になって
(新井満 曲、訳詩)

<スペイン歌曲より>

Del cabello mas sutil (F.Obradors)
いちばん細い髪の毛で

Cantares (J.Turina)
カンターレス
アンコールは、Je tu veux と花の街


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●2014年6月14日(土)燁の会 「伸びる芽」コンサート
企画・指導 伊崎燁子  ピアノ・臼田圭介

演奏会3


        Programma    

 Amarilli(カッチーニ)         播磨 美佳

アマリッリ

Spirate pur, spirate(ドナウディ)      仙北美智子      

どうか吹いておくれ

Torna a Surriento(クルティス)     塩飽  一光

帰れソレントへ

Sognoトスティ)夢                  大井由美子 

 

Ma rendi pur content (べッリーニ)  中川  明子

喜ばせてあげて                          

Core’ngrato (カルディッロ)     大井  恭兵

カタリ・カタリ 薄情   

Connais tu le pays? (トーマ)         仲村  久子

君よ知るや南の国 オペラミニョンより

Mon cour s’ouvre à ta voix         脇山美枝子

あなたの声に心は開く、

オペラ サムソンとデリラより(サン・サーンス)

Pace,pace,mioDio(ヴェルディ)       渡辺由美子

神よ、平和を与えたまえ、オペラ 運命の力より

Vedrai carino(モーツアルト)         金田 千裕 

ドンジョバンニより、恋人よ、さあこの薬で

Chi sà, chi sà,qual sia,K.582         米山  恭子

モーツアルト・コンサートアリア

誰が知っているでしょう、私のいとしい人の苦しみを

Je tu veux (サティ)                伊崎  燁子

    ジュ・トゥ・ヴ

                  ・・・・ 休憩・・・・・


 

 

六つの子供の歌   中田喜直 曲

 

1 うばぐるま 西条八十 詩     播磨  美佳

2 烏     小川未明 詩     渡辺由美子

3 風の子供  竹久夢路 詩     仙北美智子

4 たあんき ぽーんき 山村暮鳥 詩 大井由美子

5 ねむの木  野口雨情 詩      金田  千裕

6 おやすみ  三木露風 詩      米山  恭子

 

     小さな空 (武満徹 曲・詩)      大井 恭兵

 

田植歌(橋本国彦 曲 林柳波 詩  脇山美枝子

 

かんぴょう(福井文彦 曲 北原白秋 詩)

    塩飽 一光

小林秀雄 曲 薩摩 忠 詩)    仲村  久子

 

バラの花に心をこめて(山田耕筰 曲 大木敦夫 詩)

                   中川 明子 

紫陽花 (團 伊玖磨 曲 北山冬一郎 詩

            伊崎 燁子

 

2014年は若い方が入会下さいましたが、ベテランの方が体調を
崩され出演できない方がたがありました。
元気で続けることが健康につながりますが、70歳を超えますと、
なかなか難しいことでもあります。
私には歌しかありませんし、歌が私を支えてきてくれました。
もう少し頑張れそうです。
若い方は次々と課題に挑戦し、それを乗り越えて行ってください。
熟年は歳に似合った選曲をし、心を伝えられる熟した歌を
目指したいと思います。

今回本来は一人で歌う中田喜直曲の「六つの子供の歌を」6人で歌う
企画をしました。ハプニングあり、気管支炎ありでしたが、6人そろって演奏して下ってよかったです。ハラハラドキドキがありましたが、
ホツと致しました。
それでも、日本語であるのに、若い方には日本の歌が
かえって難しいようですが、不思議なものですね。

現代は生の音楽を、それもクラシックをどれだけの人が聞いてくださっているでしょうか?スマホから聴いていられる電車の中の方々は、
どんな音楽を聴いていらっしゃるのでしょう。
音楽は生こそ、1回限りの演奏にこそ意味があるのです。
どうしても演奏会に行かれない方は、家でオーディオの装置に凝ったのです。イヤフォンばかり耳に入れていると、早くに耳が衰えますよ。
これは耳の専門家が書いていました。
皆様できるだけ演奏会にいきましょうね。




2013年7月13日(土))燁の会 (声楽発表会
心の優しい歌を   
美浜文化ホール2F音楽ホールにて
ピアノ:臼田圭介    指導:伊崎燁子

  
それに大変真剣に取り組まれていることが進歩につながっているのですね。
ピアニスト臼田圭介さんには大変お世話になりました。
皆様優しいしいピアノに助けられて歌いやすかったそうです。

Programma>

Amarilli  アマリッリ (G.カッチーニ) 田中るり子

浜千鳥
 (弘田竜太郎曲 鹿島鳴秋 詩))    

L'amerò,sarò costante(W.A.モーツアルト)
彼女を愛そう、オペラ羊飼いの王様より 長谷川京子              

浜辺の歌
(成田為三曲 林 古渓詩)

Spiagge amate (G.グルック)  渡辺由美子
なつかしの浜辺よ オペラ パリスとヘレネより

ひぐらし
(団 伊玖磨曲 北山冬一郎詩)

Regnava nel silenzio(G.ドニゼッティ)
あたりは沈黙に閉ざされ、 オペラ ルチアより 西村佐和子

ふるさとの
(斉藤桂三曲 三木露風詩)

Piacer d’amor (G.マルティーニ)  脇山美枝子
愛の喜びは

椰子の実 (大中寅二曲 島崎藤村詩)

Come per me sereno(V.べッリーニ米山恭子
気も晴々と,オペラ 夢遊病の娘より      

北秋の (信時潔曲 清水重道詩)

………休憩・・・・・・・・・・・・・・・

Ombra mai fu(G.ヘンデル)       高松 茂

樹木の陰で

早春賦 (弘田竜太郎曲 吉丸一章詩)

Deh,piu a me non V'ascondete
姿を隠さないでほしい (G.M.ボノンチーニ)  
大井由美子

ゆりかご
 (平井康三郎 曲 詩)

Ah! non credea mirarti (V.べッリーニ)
ああ、信じられない オペラ夢遊病の娘より
   中川明子

樹立  (山田耕筰曲 三木露風詩)

Vorrei そうなってほしい (F.P.トスティ)  仲村久子

                  くちなし (高田三郎曲 高野喜久雄詩)  

                   La promessa 約束 (G.ロッシーニ) 金田千裕

               海ほうずきと少年 日本のおもちゃ歌より
               (中田喜直曲 岸田衿子詩)

          M'appari tutt'amor (F.V.フロトウ) 和田新悟
              夢のごとく オペラ マルタより

                  犀川 (小倉 朗曲 室生犀星詩)  

          Nell ネル (G.フォーレ)         伊崎燁子
          さくら横ちょう
(別宮貞雄曲 加藤周一詩

   
          コンサート1
      
       7.13の伊崎燁子



●2013年5月10日(金)二期会イタリア歌曲定期演奏会

『生誕39年記念A.チェスティのカンタータとオペラ・アリアの夕べ』
於:イタリア文化会館(九段下)

華やかに無事終了できました。
大盛況でご来場くださった皆様ありがとうございました。


楽屋で撮ったスナップです。
私は女性の貴族と皇帝の役の衣装です。

コンサート2コンサート3
声楽家は全員17世紀の衣装をまとい男性はかつらもつけ
歌の間にはバロックバレー浜中康子さん他3人が美しく舞いました。、
鴨川太郎さんの解説が抑揚に富んで聴きとりやすくて素晴らしく、
バロックオケも美しく、いつもの定演とはまるで違う舞台でした。

お客様も華やかな舞台で楽しかったとのお便りが届き安堵しました。
一月から相当量の練習がありそれをこなせたこと、
沢山勉強させていただけて幸せを感じています。
演劇、オペラ、ミュージカルなど舞台つくりとは
もっと大変なものだろうと想像し、体力が必要ですね。

♪♪

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●2012年6月23日(土)於:藤沢リラホール
   ソプラノ デュオ・リサイタル くげぬま
   伊崎 燁子*齋藤 範子
       ピアノ*五十嵐稔
       
二人のコンサートは、定員以上満員のお客様をお迎えして
無事終了致しました。ご協力頂きました皆様に心より感謝申しげます
全く個性の違う二人がお互いを意識して、今ある自分を精一杯出した
のではないかと思います。
きっと、良い思い出になることだろうと想像しています。


コンサート4
Programma                  
いざきようこ
  コンサート5



♪A.scarlatti         すみれ   
♪G.F.Händel        樹木の蔭で
♪F.Mendelssohn      歌の翼に
             春の想い
♪Bach:Gounod      アヴェ・マリア   

さいとうのりこ
♪G.Giordani        いとしい人よ           
♪A.Secchi         いとしい女から遠く離れて
♪F.P.Tosti         かわいい口許 
♪U.Giordano        私にまた四月が
♪R.Leoncavallo      あなたのまなざしには 
♪F.Cilea          私は芸術の下僕です 
          (オペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」より


さいとう

✿中田喜直:曲 
     「六つの子供の歌」全曲         
              1乳母車 2烏 3風の子供 4たーんき ぽーんき
                  5ねむの木 6おやすみ


✿古林秀雄:曲
      落葉松

いざき
✿石桁真礼生:曲     秋の瞳(全6曲)               
              Ⅰゆうやけ Ⅱあめの日・雨 Ⅲ本当のもの
              Ⅳ 白い雲 Ⅴ静かな焔 Ⅵ秋の空

✿多 忠亮:曲        
 宵待草

✿服部正:曲           
野の羊 


アンコール      ♪ O mio babbino caro
             ✿ 初恋

メール
今回は、すぐに感想のメールが沢山飛び込んできました。
その中から、許可を得ましたので、代表して2つだけ
ご紹介したいと思います。

 6月月24日私の友人から


妹からメールあり
「素敵な歌声と表情は寝ても浮かんできました。
あの歳で・・・というよりあの歳になったから
伝えられるのね。
今回はやけに感動した。♢♢ありがとう」

あなたに伝えたくて~本当にすてきでした。
今日は以前いただいたCDを聴いています。故上浪先生が
ブラボー!といい声で…(私は涙が出て止まりませんでした)


NEXT


昔からの
友人ピアニストから

先生の演奏は心に語りかけてくる音楽で温かみがとてもあり、
お客様一人一人の心にしみていくのだと思います。♢♢
録音は(音だけになって)現実に引きもどされてしまう分、
気になってしまうこともあるとは思うのですが、
本番その時の空気と自分の音楽でお客様と音楽を楽しめる
舞台は何にも代えられない一時ですよね。
先生とご一緒する舞台は、音楽の流れに私も寄り添い
心地よく演奏できます。
ご一緒の機会が回ってくることを私もねがっています!(抜粋)

無事に終了できホツとしながら、よろこんでいただけて、こんな素晴らしいお言葉を頂き
幸せを感じています。真にありがとうございました。


大体皆様に楽しんで頂けましたようで嬉しく、ある方は私の過去のCDを
聴き比べてそれでも今回がよかったと仰ってくださり、
レガートが上手くいったのか、コントロールがうまくできたのか、
分かりません。自分で聞くには録音しかありませんが、
気に入らないところばかりが目立ちます。
死ぬまで勉強ですね。



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●2011年4月22日(金)於:上野の旧奏楽堂
二期会イタリア歌曲研究会の定期演奏会が行われました。

20110422二期会リーフレット

上記のタイトルによる、オリジナルによる「イタリア古典声楽曲の夕べ」
企画・構成、指導から演出、訳詩に至るまで、弥勒忠史氏。
この夜は、チェンバロとリュートによる伴奏。
日本では珍しいのでは、5声によるアンサンブル、マドリガル。
豪華な晩餐を催す、いろいろな民衆のばか騒ぎ。
とっても面白いのであるけれど、余裕のある弥勒さんが、イタ研の若い声楽家を指導なさって、節度ある面白さにまとめあげた。
私は応募しなかったけれど、当教室の米山さんが出演するので、私も必死で譜読みをし、イタリア語を読んだ。従って本番の演奏会も良く分かって楽しかった。出演者の皆さんも何度も練習に足を運ばれて、チームワーク良く楽しんで演奏されているように見受けました。
ご成功おめでとうございます。






          ●2011年8月7日 2名の方が銀賞に!


KOSMAアマチュアクラシックフェスティバル
アマチュアのピアノ声楽コンクール2011年は
新宿四谷区民ホールにて開催されました。

西村佐和子さん ♪ ロッシーニ G.Rossini オペラ「グリエルモ・テル」より、暗い森

仲村久子さん  ♪ ヴェルディ G.Verdi オペラ「運命の力」より、神よ、平和を与えたまえ

上記の二名の方が、6月に開催した発表会で歌った時の曲をもっと磨きあげ、
やはり暑い日でしたが、まる一日かかって参加したのでした。銀賞おめでとうございました.
この会では80歳、70歳代の方も歌われ、楽しんでいらっしゃいました。
歌に余裕が出て来るとよいのですね。又そういう選曲も大事だと感じました。








        2011年6月4日(土)
         伊崎燁子声楽教室発表会
     山田耕筰のうた  私の好きな歌

          企画・指導: 伊崎燁子
           ピアノ: 五十嵐里佳


演奏会4

当教室の10代から70代までの方々が
響きのよい初めてのホールで真剣に
演奏されました。それぞれの味が出て
楽しかったようです。
来年もさらに頑張りたいものです。

特に宣伝もしませんでしたが、
お客様も見えてくださってよかったです。
ありがとうございました。

定番の発表会の写真ですが初めて撮りました
費用はなるべく節約して、出演者の会費の中から僅かですが東北の震災に寄付することができました。

*演奏会の日程を組み、その目的に向かって努力を続けて、それをお客様の前で
テンションを上げて集中し、発表する。その結果足りないところはさらに研究を続けていく。
これは自分を高めるうえで大変すばらしいことだと私は思っています。

     千葉市美浜文化ホール
      2F 音楽ホール


         &&&&&&&&&&&&&&&&&

Program (曲目のみ)

 山田耕筰のうたより
 <北原白秋 詩>
❀ すかんぽの咲く頃
❀ この道
❀ ペイチカ
❀ 鐘がなります
❀ 待ちぼうけ
❀ かやの木山の
❀ 曼珠沙華 (AIYANの歌より)
❀ からたちの花

 <大木篤夫 詩>
❀  母のこえ

 <三木露風 詩>
❀ お友達といっしょ
❀ 樹立
❀ 唄
❀ 野薔薇

 私の好きな歌
♪ グルック C.W.Gluck オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」より、エウリディーチェを失って
♪ ローザ S.Rosa 側にいることは
♪ トーマス A.Thomas オペラ「ミニョン」より君よ知るや南の国
♪ チェスティ M.A.Cesti 私の偶像である人の回りに
♪ ベッリーニ V.Bellini 喜ばせてあげて
♪ ロッシーニ G.Rossini オペラ「グリエルモ・テル」より、暗い森
♪ チマーラ P.Cimara 郷愁
♪ ビゼー G.Bizet 神の子羊
♪ ドニゼッティ G.Donezetti オペラ「愛の妙薬」より、人知れぬ涙
♪ ヴェルディ G.Verdi オペラ「運命の力」より、神よ、平和を与えたまえ
♪ ロッシーニ G.Rossini フィレンツェの花売り娘
♪ ヨハン・シュトラウス J.Strauss オペレッタ「こうもり」より、アデーレのアリア「公爵様、貴方のようなお方は」 

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●2010年10月31日(日) 秋に誘うサロンコンサート
(伊崎燁子 ソプラノリサイタル:ピアノ 柿谷綾乃)

会場:藤沢 ル・クラシック 午後3時開演   主催:まつぼっくり

20101031 ステージ画像 20101031 会場入口

この日は台風14号が近づいていました。前日の30日の昼でも、進路の時間がはっきりわかりませんでした。
私は数人のお客様でも出かけて行って歌う決心をしましたが、現実に30日は、総武線も止まりました。
しかし、台風は速度を早めて、翌朝の31日は低気圧となって北海道沖へ去っていました。
前日にコンサートのあった方は大変だったそうです。
なんて私は幸せなのでしょうと、感激。
一週間前からの目は真っ赤に充血、兎の眼になっていましたが、やっと退き始めて、そうした試練があり、本番を迎えました。

友情に支えられたコンサート

お客様は私の小学校、中学校、高校、あとは生徒、そして歌の仲間、私のお友達がほとんど。
予想通り予備の席を出して頂いて、90席が埋まりました。
藤沢市鵠沼は私の故郷。
鵠沼中学の有志の方が、藤沢でもう一度やらないかと声をかけて下さって、これで3回目でしょうか、実現したリサイタルです。
元のクラスの方のグループに、「まつぼっくり」という名を付けました。
その数名の方が、マネージメント、当日の受付、道案内にも立ってくださって、全部はお聞きになれなかったのでは、と思います。
本当にお世話になりました。
会の事務もお友達、お客様も同期生、同じ年の方が多かったと思います。
なんて私は幸せなことでしょうと、ただ感謝でいっぱいです。
打ち上げも同期会でした。

コンサートは、終始和やかな雰囲気で、私の呼吸が伝わり、気持ちが伝わり、お客様のため息、涙もわかりました。
完璧にはできなくて悔しいところありますが、何か大きなものが私を助けてくださったと思います。
今までと少し違うところは、ドレスを着ると、開き直りというか、ステージの人間に今まで以上に変身できたこと。
この歳まで歌えること、すべてに感謝を捧げたいです。

プログラム

20101031 プログラム

アンコール  十五夜お月さん   (本居 長世 曲/野口 雨情 詩)
       しぐれに寄する抒情 (大中 恵 曲/佐藤 春夫 詩)
全員で合唱  今日の日はさようなら(金子 詔一 曲/詩)

すぐに私の携帯に感想をお寄せくださった文を、お名前は頭文字で載せさせて頂きますね。着信順。

リンゴ I.Kさん
 こんばんわ、今日はありがとうございました。そしてお疲れ様でした。とても楽しいひと時でした。
大好きな初恋、すっごく嬉しかったです。
ドイツ歌曲も新鮮に聴かせていただきました。
ポピュラーな「歌の翼」でずうずうしくも一緒に口ずさみたくなりました。
音楽って本当にいいですね。
なんかウキウキしてきます。
気分が高揚してきて、幸せな気持ちになります。
プログラムも自分で作られたと聞きました。
素敵なプログラム、(^_^)/また誘ってください。

くり T.Nさん
 本日の盛会、お慶び申し上げます。
懐かしい方々とのお話もあろうかと遠慮し、ご挨拶もせずに失礼しました。
無理のない発声法での響きに流石!と感じたのは私だけではありますまい。
ドイツ語もよくあれだけこなされました。
大変なものです。
文化圏が広がるようで羨ましい限りです。

もみじ Y.Mさん
さすがベテラン、寝ていないようには思えませんでしたよ。
ドレスも良く似合ってきれいでした。
皆様楽しんでいらして、アットホームでよかったです。
今バスに乗ってます。
やっぱり音楽は雰囲気が独特で楽しいです。
ありがとうございました。

緑のイチョウ N.Sさん
 伊崎さん、今日は盛況でおめでとうございました。
とても素敵なコンサートでした。
ドレスも綺麗で、伊崎さんの美人さを更に引き立てていました。
ピアニストの方もお上手でした。
品格のあるコンサートでした。

スペード A.Kさん
 昨日は素敵なコンサートでした。
いつも乍ら心癒される歌声に、うっとりしてしまいました。
初恋、むこうむこう、アデーレのアリア等、特によかった。
妹も正統派の声楽が、聴けてとても勉強になったと喜んでました。
ありがとうございました。

なす S.Kさん
 お手紙頂き恐縮です。
過日のル・クラシックでのリサイタル、素晴らしいの一言に尽きるかと思います。
当日所用と重なり、リサイタル終了後、声もかけずに失礼し申し訳ありませんでした。
この歳(失礼)になっても、あれだけの声が出せるのは、ひとえに日ごろの精進の賜物と思います。
特に「初恋」と「歌の翼に」には感銘を受けました。
「こうもり」も、とても良かったんですが、ピアノが少し元気が良すぎた感じでした。
もう少しピアノが控えてくれたら、声も、より一層引き立ったのかと思います。
(あくまでド素人の思いですので悪しからず)
以後省略

以上、ありがとうございました


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●2010年9月26日(日)千葉市小中台南小学校での敬老会
初めは3人によるクラシック演奏。

赤貝 ソプラノ演奏 崎燁子
 
*夜鶯 (フルート助奏付、アラビエフ 曲)
 
*初恋 (越谷 達之助 曲、石川 啄木 詞)
 
*あわて床屋 (山田 耕筰 曲、北原 白秋 詞)
 
*からたちの花 (山田 耕筰 曲、北原 白秋 詞)
 
*千の風になって (新井 満 日本語 詞/曲)
青貝 ピアノ演奏 五十嵐里佳
 
*革命 (ショパン)
紫貝 フルート演奏 重松亜紀
 
*涙そうそう (ビギン 曲、沖縄出身の男性3人組のバンドビギンによる)
   (涙(なだ)そうそうは沖縄で涙がボロボロにこぼれる様子)

 
*チャルダッシュ (モンティ 曲)
   (酒場風を意味するハンガリーの代表的な民族舞踊)
皆さんでご一緒に歌いましょう  *紅葉 (岡野 貞一 曲、高野 辰之 詞 

20100926 ステージ画像

小中台南小学校体育館にて3人による「夜鶯」の演奏

昔から聞いてくださっている友人が、次のような言葉を送ってくれました。
お載せしてよいものか迷っていたのですが、私に歌う勇気を与えてくださいましたので。

「今日、聴かせていただきました。ソプラノは素晴らしく、変な言い方で申し訳ありなせんが歌う容姿も美しく、大いに楽しませていただきました。
本格的なプロらしいソプラノに出席の皆さんも感激していたように見受けました。
ありがとうございました。
5曲とも素敵でしたが、私には特に夜鶯が一番美しく聞こえました。
何語なのでしょうか、言葉がわかりませんが感じはよく分かったように思います。

敬老祝賀会に初めて出ましたが、最初の式典も大いに勉強になりました。
以前には児童数1000人を超す小学校が近年は200人にも遠いとのこと、驚きです。

ご健勝とますますのご活躍を願っています。」
 J. I 様

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●2010年5月16日(日)pm14:00〜17:00 於:稲毛サロンヴィーノ
 伊崎燁子声楽教室 勉強会  ピアノ 五十嵐里佳

参加下さった皆様は15歳から70歳代まで幅広く、それでいてそれぞれが、味のある演奏をなさったと思います。
もう少し多くの方に聞いて頂いてもよかったと感じました。

20100516 リーフレット

向山 道子  Almen se non poss’io
もし私が出来ないなら ベッリーニ
O! quante volte, o! quante
「ああ、幾度か」 オペラ「カプレティー家とモンテッキ家」より ベッリーニ
後藤 あい  早春賦 中田 章
荒城の月 滝 廉太郎
金田 千裕  Venite inginocchiatevi
「さあ、おけいこしましょう」 オペラ・フィガロの結婚より モーツァルト
Ave Maria
アヴェマリア ルッチ
氏家 はな  浜千鳥 弘田 竜太郎
Ombra mai fu
樹木の陰で ヘンデル
渡辺 由美子  Sebben, crudele
たとえつれなくても カルダーラ
O del mio dolce ardor
ああ、私のやさしい熱情が グルック
浅野 祥子  C’e nel tuo sguardo
君の眼差しの中には レオンカヴァッロ
Les filles de cadix
カディスの娘たち ドリーブ
 ♪  ♪  ♪  ♪  ♪
橋本 美知代  Panis Angelicus
天使の糧 フランク
O notte, o Dea del mistero
ああ夜よ、神秘の女神よ ピッチーニ
和田 新吾  O primavera
おお、春よ チリンデルリ
Core’ngrato
薄情 カルデーロ
永田 史江  金子みすず詩による童謡歌曲集より 中田 喜直
 わらい
 つち
 ほしとたんぽぽ
仲村 久子  O cessate di piagarmi
私を傷つけるのをやめるか スカルラッティ
落葉松 小林 秀雄
西村 佐和子  中国地方の子守唄 山田 耕筰
Pace,pace,mio Dio
「神よ、平和を与えたまえ」 オペラ「運命の力」より ヴェルデイ
米山 恭子  Il Rinprovero.
非難 ロッシー二
Qui la voce sua soave
「あなたの優しい声が」 オペラ「清教徒」より、狂乱の場 ベッリーニ
************************************************************

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●2009年11月15日(土)13:00〜15:00
 地下鉄日比谷線神谷町 ギャラリー樋口文庫(サロン)に於いて
 聖徳学園に勤務していた時の同僚、荒木佐和子先生のピアノコンサートに、伊崎燁子がゲスト出演しました。  

 曲目・・・私の18番
 あわて床屋、十五夜お月さん、むこうむこう、
そして、ヘンデルのオペラ「リナルド」より、「Lascia ch'io pianga(私を泣かせて)」
ヘンデルの曲は荒木先生のご希望により、ピアノは同じく同僚のピアニスト山川知子先生(船橋在住の国立音大ご出身)
ご一緒に演奏しましたのは、10年ぶりくらいでした。

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●2009年恒例の勉強会は4月26日(日)pm2:00〜5:00
会場は、いつもの稲毛サロンヴィーノをお借りしました。
当教室では決して強制ではなく、ご希望の方だけの参加です。
今回のピアノは、桐朋学園大学ご出身、若手のピアニスト、稲毛在住の五十嵐里佳先生です。
ピアニストの音楽に支えられて、和やかに終了致しました。

伊崎燁子声楽教室 勉強会プログラム
ピアノ:五十嵐里佳  於:稲毛サロンヴィーノ
金田 千裕  Le violette(すみれ) スカルラッティ
Amarilli,(アマリッリ) カッチーニ
秋庭 亜弥  早春賦 中田 章
Sogno(夢) トスティ
向山 道子  Le violette(すみれ) スカルラッティ
Tu lo sai(あなたは知っている) スカルラッティ
栗原 小百合  Almen se non poss’io(もし私が出来ないなら) ベッリーニ
Per pieta, bell’idol mio(私の偶像よ) ベッリーニ
和田 新吾  Mattinata(朝に) レオンカヴァッロ
Non ti scordar di me(勿忘草) クルティス
脇山 美枝子  Ombra mai fu(樹木の陰で) ヘンデル
Se tu m’ami(もし貴女が私を愛してくれて) ペルゴレージ
松永 弘美  Segreto(秘密) トスティ
くちなし 高田 三郎
橋本 美知代  歌の翼に メンデルスゾーン
Apres un reve(夢のあとに) フォーレ
西村 佐和子  初恋 越谷 達乃助
Vissi d’arte, vissi d’amore(恋に生き、愛に生き オペラ・トスカより) プッチーニ
中川 明子  Sogna, Sogna,mia cara anima(夢見て、夢見て、ああ、いとしい母さん) トスティ
Vaghissima sembianza(限りなき優雅な絵姿) ドナウディ
米山 恭子  La pastorella delle Alpi(アルプスの羊飼いの娘) ロッシー二
La Danza(踊り) ロッシー二
♪♪♪♪♪♪♪♪♪

感想
歌う前にそれぞれの方に、歌とのかかわり方、現在のお仕事など、お話していただいたこと。
ピアノがとてもよく歌ってくださったことで楽しく和やかな会になりました。
ご苦労様でした。
大変な進歩をされてる方がいらっしゃいます。
全く上がった様子がないですね。
皆さん負けずに頑張っていきましょう。

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2009年4月10日(金)二期会イタリア歌曲研究会XL
 イタリア近代歌曲の夕べXXI
ベル・エポックのイタリア歌曲
第一次大戦前夜の饗宴 )

国の重要文化財に指定され、日本最古の木造洋式音楽ホール、旧奏楽堂(上野公園内)でのイタリア歌曲研究会定期公演に伊崎燁子出演、無事終了しました。
これは内部のオーディションによる選出で、若い方たちと共演しました。
超満員、立見が出るほど盛会で華やかでよい演奏会だったとの評がすぐに入ってきました。
たくさんの方の応援を頂きまして、厚く御礼申し上げます。

20090410 パンフレット1
20090410 パンフレット2

☆☆☆ 当夜は盛況で椅子に座れないほどのお客様でした。
有難い事です。
若いビブリオテカーリオの鴨川太郎氏の企画。
舞台を当時のベルエポックのサロンに見立てて、歌い終わると私達はサロンのお客のように椅子に座り、次の歌い手の歌に聞き入ります。
舞台はエレガンスで華やかな雰囲気にはなったでしょうか?
もっと賑やかな演技が出来たらよかったかな、とも思いますが・・?
私は芝泰志さんと夫婦の設定でした。
そう見えたでしょうか。
出演者、皆、声のある方々で、不安定な方はなかったですから、ある程度はお楽しみいただけたかと思います。
本物に近づくにはまだまだ勉強が必要なことはもちろんですが。

豊かな文章力による「ベルエポック」についての解説、さらに全曲にわたる対訳、これがイタリア歌曲研究会のビブリオテカリオと称される(図書館に居るように頭の中には沢山の蔵書が詰まっている)鴨川太郎氏によるものでした。
第一次世界大戦の前にこんな華やかな文化が花開いていたのですね。
私が初めに歌った、C'è nel tuo sguardo(レオンカヴァルロ曲)は、ヴェリズモ歌曲といわれ、感情を自然の流れに乗せて出せる曲、魂をゆすぶられるような情熱曲。
こういう曲は、若いときは別として、細い声で表現する難しさがあり、5ヶ月程、楽しみながらも苦しみ、本番一週間前にして解決できたのでした。
それでも本番は、どの程度できたのか、・・・?

小学校、中学校時代の友人が、いつもいらしてくださっていてお便りを・・・、
♪貴女の歌は繊細に磨き抜かれていて情感が溢れているといつも感じます。(岩波) 本当かな(私)
♪私は貴女が始めに歌われた曲が心に残っております。
 相手を思う優しい気持を受け取りました。(松沢)
 ヤッホーーー!(私)

☆☆☆音楽の友6月号 Concert Reviews に批評も載りました☆☆☆

○二期会イタリア歌曲研究会 音楽評論家 小山 晃

イタリア歌曲研究会では、< イタリア近代歌曲の夕べ > シリーズを続けているが、その第11回は「ベルエポックのイタリア歌曲・第一次世界大戦前夜の饗宴」を明らかにしていった。
パリを中心に新たな文化・芸術が台頭した19世紀末から20世紀初めにかけての、同時代の歌たちである。頽廃的な美意識やその陶酔を抱いたこの時代、イタリアでは、マスカーニ、レオンカヴァッロ、チマーラ、そしてトスティ、レスピーギなどがオペラの国から新たに歌曲を生み出したのだが、こうして改めて集約されてみると、パリの爛熟などとは又別趣のベル・エポックの歌の魅力が明らかになってくる。
鴨川太郎、行天祥晃、伊崎燁子、関口幸江、佐藤由子など何人もの歌い手の競演にもなったが、嶺 貞子監修だけに、いずれも適確歌唱で、イタリアの熟れた歌たちをつややかに歌い表したといえる。
比較的耳慣れたレスピーギ「霧」、レオンカヴァッロ「四月」、マルトウッチ「深い森で」、チマーラ「雪が舞う」、プッチーニ「そして小鳥は」等が極めて光彩を放っていた。
(4月10日・東京藝術大学・旧奏楽堂)

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●2008年9月15日(月・祝)の敬老の日に
自治会主催の敬老会で歌わせていただきました。
会場は、小中台南小学校の体育館です。
響きの具合が心配でしたが、マイクを使わずにどうにか聞こえたようです。

おばあちゃんイラスト

自治会役員の方々に大変お世話になりました。
心よりお礼申し上げます。

有難うございました。

サブタイトル ー 懐かしい歌、楽しい歌
伊崎燁子(ソプラノ)宮澤幸子(ピアノ)
 曲目   浜辺の歌(成田 為三 曲)
あわて床屋(山田 耕筰 曲)
十五夜お月さん(本居 長世 曲)
むこうむこう(中田 喜直 曲)
オペレッタ「こうもり」より、アデーレのアリア(ヨハン・シュトラウス 曲)

「こうもり」からのアリアは、今回、初めて挑戦。
大好きな歌でしたので、これで新しいレパートリー1曲増えました。
好きな曲、楽しい曲で、私も楽しく、お客様も楽しんでいただけたようです。
反省はありますが、ホットしました。
4回目の「十五夜お月さん」、1回毎に歌い方が違って、よくなってきたと思うのですが・・?

こんな家のそばで歌うのは初めて。いつもと違う緊張感がありました。
当教室の生徒さん、ご両親など15名の方が応援にいらしてくださいました。
品川からも。

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●2008年3月9日(日)伊崎燁子声楽教室 勉強会 於:稲毛サロンヴィーノ

 今年は勉強を重ねて、人の前で楽しそうに演奏する方が増えてよかったです。

金田 千裕   花のまわりで (大津 三郎 曲、江間 章子 詩)
Sebben,crudele (A.Caldara)
 たとえつれなくても
中島 祥子  
 (欠席)
のばら (F.Schubert、 近藤 朔風 訳詩)
夢路 (C.Foster、津川 主一 訳詩)
柴田 弘美   Caro mio ben (G.Giordani)
 いとしいひとよ
小さな空 (武満 徹 詩・曲)
藤原 千恵   Ave Maria (F.Schubert)
初恋 (越谷 達之助 曲、石川 啄木 詩)
橋本 美千代   Che faro senza Euridice ? (C.W.Gluck)
 オペラ「オルフェとエウリディーチェ」より、エウリディーチェを失って
ダニーボーイ (スコットランド民謡)
和田 新吾   Se nel ben (A.Stradella)
 もし 幸せの中に
Vado ben spesso cangiando loco (S.Rosa)
 私はよく場所をかえる
西村 佐和子   Rosa (F.P.Tosti)
 薔薇
Pace,Pace,mio Dio ! (G.Verdi)
 オペラ「運命の力」より、神よ、平和を与えたまえ
松永 弘美   Ave Maria (L..Luzzi)
霧と話した (中田 喜直 曲、鎌田 忠良 詩)
仲村 久子   花の街 (団 伊久磨 曲、江間 章子 詩)
Ave Maria (G.Caccini)
米山 恭子   Stornello (G.Verdi)
 ストルネッロ
Quel guardo il Cavaliere (G. Donizetti)
 オペラ「Don pasquale」より、 あの目に騎士は

        *--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--

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●2007年11月2日(金) 伊崎燁子ソプラノリサイタル 於:音楽の友ホール
 女性作曲家による歌曲 そして懐かしいしらべ   ピアノ: 山田武彦

第9回東京に於ける4年ぶりの「伊崎燁子ソプラノ・リサイタル」は、おかげ様で盛会で無事終了しました。
ご支援下さいました沢山の皆様に心から感謝を申し上げます。
「リサイタル」とは、その時点での演奏家の個性をすべて出すべき研究発表の場であると捉えています。
ですから全身全霊でとりかかり、私のすべてをご覧いただく事になると思います。
でも、お客様がいらしてくださらないと、成り立ちません。
第1回から丁度20年経つのですが、すべての会ご出席で、私を見守り、育ててくださったお客様というか、友人方、そして新しいお客様も、今回、かなり御出で下さいました。
皆様本当にありがとうございました。

忙しい雑事に終われ、ご報告が遅くなりました。
幸せな嬉しい感想が沢山寄せられています。

20071102 リーフレット

プログラムは、レアーレ女史から提案いただいて、ロマン派の女性作曲家による歌曲、日本の現代女性作曲家3人の作品、そして後半はトスティの作品(フランス語のテキストのものも)と日本の懐かしい歌

20071102 ステージ画像

20071102 折り紙葉書

折紙はがき制作者、菊地淑子さんによる私のドレス
この図案は、今回のCDのデザインの一部にもなりました

薔薇アニメーション

お客様の感想をお届けします。
自分のことは分からないです。
今回珍しくノーミスで演奏できました。
これは集中できたのでしょう。
でも、もっともっと目標を達成したいと思っています。
評価は聞いた方がしてくださるものですから、寄せられた感想を、届けられた順に、あまり多いので、嬉しく心にひびいたお言葉のみを、載せさせて頂きます。

もみじ 今日の貴女は本当に素晴らしいを通り越して凄かったという言葉がぴったり。
最後の方は涙がとまりませんでした。
本当に感動しました。
ありがとうございました。
・・・大神康代様(ドレスの制作者)
くり 私は女性作曲家の作品が好き。
貴女にもふさわしいご選曲と聴かせて頂きました。
難しい原語を表現豊かに熱唱されるので、尊敬と憧憬の念で聴き惚れましたヮ。
まだまだイケますわよ。
味わい深い歌声は、
これからではありませんか?
・・・原 紀子様(中学校友人)
緑のイチョウ 昨日は、素晴らしいリサイタルを聞かせて頂き、観させて頂き、ありがとうございました。
とても温かい気持ちになりました。
歌声はもちろん、「心」を感じられ、涙が出てきてしまいました。
これからもいつまでも、歌い続けてください。
・・・河原洋子様(鵠沼の昔からの友人)
もみじ 伊崎さんの声と曲の内容を伝えきる感性と、愛らしく生々しい美人度に大感激していらっしゃいました。
特に日本の女性の3曲はよかったわ!!とは山口さんの弁。
ちんちん千鳥もよかった!といっぱい話され、私が行けなかったのが、本当に残念でした!
・・・橘 光子様(私の尊敬する家庭裁判所調停員の親友)
もみじ あの時お会いしたよりも、ふっくらとなって、堂々と声量たっぷりに、しかも、しっとりと情感こめた声が響きわたりました。
イタリア、フランスの女流作曲家の原語の歌よりも、やはり日本語の歌詞に親しみがもてました。
千の風になった彼も喜んでいる事でしょう。
・・・忍田貞夫様(亡夫の親友)
くり 大変立派な演奏会でした。
至福の一刻を堪能致しました。
お声もお姿も変わっておられず驚き安心致しました。
大変な努力節制されてのことと存じます。
ピアノの山田先生との呼吸が絶妙ぴったりで本当にくつろいだ気持ちで、拝聴することが出来ました。
最後の千の風になっては、格別の想いで聞きました。
ありがとうございました。
・・・高橋晨生様(亡夫の親友)
緑のイチョウ 「あっ」と驚くほどの美しいお姿で沢山の感動を、ありがとうございました。
「十五夜お月さん」素敵でした。
難しい外国語を(主にドイツ語)を覚えられた事に頭が下がります。
またの機会が近い日であります様。
・・・宮崎久子様(私の尊敬するクリスチャンの親友)
黄色のイチョウ 美しい心のこもった、濃やかな演奏でした。
初めての曲も、知っていた曲もたのしくお聞きしました。
「対訳と歌詞」も親切に存じます。
とてもよい一夕を過ごしました。
ありがとうございました。
・・・中村洋子様(詩人)
もみじ 同級生同年の人達、いつも前向きに真剣に取り組む姿に接し、勇気と希望を与えているのを感じます。
俳句を作りました。
 ≪歌にのせ秘めたる思い秋の夕≫
 ≪秋深しソプラノ響き友集う≫
 ≪思いこめソプラノにのせ秋舞台≫ 
・・・八幡三郎様(鵠沼地区のマネージャー的友人)
・・・神部智江様(聖徳学園での教え子)
20071102 神部 手紙
もみじ  前略
 11月2日の午後7時から約1時間半至福の時を過ごさせて頂きました。
このところ仕事が多忙で心も乾いていた私に、あなたの美しい歌声が沁みいるようでした。
・・中省略・・
貴女の表情が穏かで、緊張感もありながらむしろ、歌う喜びに満ちていた事に、あらためて感動しました。
歌いたいというあなたの感情がよく顕れていました。
・・中省略・・
山田さんの伴奏がよかったですね。
独自の存在感を表現しつつ、歌の邪魔をせず、歌を盛り上げる伴奏、と感じました。
 後省略
・・・松井繁明様(鵠沼中学校同期の弁護士)
青い鳥 次の小林様のご感想は大変博識でいらっしゃるので、勉強になります。
全文を載せさせて頂きます。 

感讃謝

 昨夕は、また、楽しい、また、豊かな感銘のひとときをお贈りいただきまして、ありがとうございました。
おかげさまで、このうえない誕生祝いをしていただきました。
「78才の誕生日まで、今と同じペースの『現役』として生きるッ」と標榜している私ですが、その実行へ向けての力も頂戴しました。
 客席(鑑賞部門)専門のド素人としての感想を申し上げます。
今回、最も、そしていまさらのように感銘を受けたのは、デミヌエンドの魅力と美しさです。
とくに、「手」「ぼくは花の下をさまよう」「からたちの花」と「十五夜お月さん」です。
息を飲むほどに惹き付けられ、終わった途端にため息が出ます。
 ちなみに、私にとっては、世界一の歌手は(毎度の繰り言で恐縮ですが)ジュゼッペ・ディ・ステファノですが、彼の最大の魅力のひとつが、デミヌエンドなのです。
或るテナーの話を聴いていてハッキリと認識したのですが。
とくに、クレッシエンドして、高音ないし最高音に達してから、そのままのブレスでゆったりと、美しくデミヌエンドしてしまう(ように、私には聞こえる)、そこが、例えようもなくエレガントです。

もちろん、クレッシェンドの凄さについては、前から気づいておりました。
先ず、「プロってえのは、すげえなーッ」というところから始まります(次元の低い申し上げようで、恐縮です)。
そして、それが、やたらに大声を出すということではなく、きちんと抑制され、場合によっては然るべく演出された表現になっていることを知り、素晴らしいと思うわけです。
ちなみに、このごろ、声楽のコンサートで、少なからざる歌手たちが、音程の正確さ、声の美しさや言葉の明瞭さを犠牲にして、大声を張り上げているように思われますが、気のせいでしょうか。
「女性作曲家による歌曲」、いずれも、興味深く、拝聴しました。
こういう作品をものし、メンデルスゾーンを除いて長命に恵まれた人たちが、女性であるがゆえに軽視・無視されるというのは、実にもったいないことですね。
ひどいことですね。
拝聴しながら、ジェンダー克服に果敢に取り組まれた、故 若桑みどり先生(一面識もありませんが、彼女の講義・雑談の録画・録音やいろいろの著作は、私の固定観念にとらわれた、鈍い頭脳を強く刺激してくれます)、ハリウッド映画でクララ・シューマン
を演じたキャサリン・ヘップバーン、不動産賃貸人として弊弁護士を使って下さっている、某女性作曲家、そして、極めて地味かつ地道なスタイルながら、「婦人解放」に情熱を傾け続けた我が母、等々を思い起こしていました。
 ところで、「十五夜お月さん」。
私個人にとっては、昨夕の圧巻でした。
随一でした。
私は胸が一杯になりました。
妻が、ハンカチで涙をぬぐっていました。
すぐ近くのおじさんが、
鼻をすすっていました。
終わったときに、一瞬、会場が静寂に包まれたことにお気づきでしょうか。
作品そのものが、私たち日本人と一体になっている、その意味では、誰が、どのように演奏しても、必ず感銘を与えるという側面があります。
しかし、昨夕の伊崎歌唱は、そういう一般論ではとらえ切れない、鋭さと豊かさと大きさがあったように感じます。
その内容を具体的に語る力は、もとより、私どもにはありませんが、あえて申し上げます。
笑って下さい。
これまでにも増して、言葉(詩)、メロディ、そして、ピアノ伴奏とのコンビネーションを、丹念に洗い直し、再構成されたのではないでしょうか。
そして、そのための技術的な工夫として、テンポを少々落とし、「ため」
の豊かな表現を付加なさったのではないでしょうか。
 とりあえず、御礼と大向こうからの偶感開陳まで。
また、お歌いになるときは、教えて下さい。
ますますご壮健におすごしになりますよう、お祈りします。    敬具
                   小林正彦 拝 (同年 弁護士)
 追伸
※ 妻が、伊崎先生の「ごあいさつ」について、「いい文章ねえーッ」と、感心しておりました。
※ 松井繁明弁護士が、私どもよりもっと前の「砂っかぶり」に見えていました。
  彼は枢要の地位にある人ですから、とりわけ金曜日にはギッシリとスケジュールが入っている筈です。
  つまり、それほどに、伊崎先生と、その歌唱に、魅力があるということです。
  帰途につかれるとき、感銘をその表情に残しつつ、笑顔で、「ああいうのを聞いちゃうと、もう、カラオケなんて、行かれませんなあ」と言っておられました。

まだまだ頂いていますが、本当に素敵なご感想をありがとうございました。

20071102 プログラム

目の詳細はCDの頁に載せたいと思います。
資料は(プログラム)沢山残っていますので欲しい方は、メールをどうぞ。

音楽の友1月号、音楽現代1月号のConcert Reviews にリサイタルの批評が、またショパン2月号にも載りました。
ライブCD40枚のみ、記念に制作しました。

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2007年9月27日(木) 藤沢市立鵠沼中学校 創立60周年記念 鵠祭記念コンサート
                於:藤沢市民会館 大ホール(1380席)

鵠沼中学校の音楽祭にお招きを受け、名誉な事に歌ってきました。<
当日は中学の60周年記念行事としての鵠祭、構内の合唱コンクールと私の記念コンサートでした。
中学生の態度が立派な事に私は驚きました。
そのお陰で私にとって「感激で忘れられないコンサート」になりました。
神奈川新聞社から取材が来ました。

プログラム
[浜辺の歌、この道、あわて床屋、初恋、千の風になって]
[トスティのPour un baiser, Sogno]
[MozartのAlleluja]
中学生と父兄の方々、鵠沼の私の友人達がお客様です。

私を支えて下さる大切な友人方の感想が私の感激をも語ってくれていますので、載せさせて頂きます。
神奈川新聞社から取材が来てました。
28日の湘南版に写真入りで載りました。

20070927 神奈川新聞

伊崎燁子様

昨日はお疲れ様でした。
鵠中の生徒の態度の良いこと驚きました。
合唱祭を通して静かに聴いており好感がもたれました。
前田さんも、髪の毛を染めている子が見当たらないと鵠中生に感心してました。
20年以上前には鵠中も多分にもれず大変荒れた時がありました。
今では悪い評判はありません。

素敵な歌が聴かれ、生徒達も真剣に聴き入っていたのが、ひしひし伝わって来ました。
“千の風になって”を歌ったときには大変な反響とともに、手拍子とともに皆が歌いだし、特に立って歌った2人の生徒の内、後ろの生徒の声の良いのには感心しました。
これもひとえに最初のトークの時に一緒に歌ってくださいとの働きかけが功を奏したのではと思います。
会場が一体感が持てたことで素晴らしい記念コンサートに成りました。
また、三年生の最優秀の合唱の伴奏をした生徒の力強く、上手なピアノ伴奏には感心しました。

校長先生も是非、伊崎さんの歌を生徒に聴かせたいとの熱意が伝わったものと思います。
今回は伸び伸びと歌えたのではないですか。
“あわて床屋”を歌ったときは、表情が素晴らしかったですよ。

終わった後、皆で市民会館の中の喫茶室でコーヒーを飲んで歓談して別れました。
今回、伊崎さんが歌ってくれたことで少人数ですが同期生が会えたことに感謝しています。

俳句を作りました。

伊崎燁子さん鵠沼中学校合唱祭で“千の風になつて”を歌う
 行く秋の舞台に立ちて千の風

                八幡三郎

伊崎燁子さま

髪を短くされて、和風のドレスを召されての貴女のご登場は鮮烈でしたよ。
鵠中60周年の記念コンサートに最もふさわしく、トークも会場を傾聴させ、ご熱演は一気に雰囲気を盛り上げて・・・
皆一つになったようなやさしい思いが流れたみたいでした。
「初恋」や「夢」 私は大好きな歌ですが、今や青春の現役生徒達も聞き入ってたようで、我々にもあんな初々しい時代があって、今そのころ出会った友人たちと、こうして共有の時間を過ごしているのですから・・・何だか不思議な思い?でした。
最後の生徒会長のしっかりと頼もしい挨拶のこと・・。
50年の歳月は過ぎましたけれど、気持ちはまだ置き忘れたように、あまり変わりませんね。
生徒さんの父兄も若くって、我々の母達はもっとふけて落ち着いていたし・・・
色々な事を思い感じ乍ら、あなたのお陰でとってもいーぃひとときでした。
リサイタルを控えられて、まだ芯からゆっくりのご気分にはなれませんでしょうが、上手にリラックスされて、極めつけの貴女を観せて下さいませ。
くれぐれもお身体お大切にお過ごしくださいネ。
私は来月7回忌、亡夫の友人が沢山集まってくださり、ミニクラス会のよう賑やかそうになりソーゥですヮ。では又。

                原 紀子


私は中学生に対してある種の覚悟を持って出かけたのですが、意に反して鵠中の生徒皆さんの態度が素直で自然で立派なのに驚きました。
「千の風になって」の時は、お願いしましたら、皆さんで歌ってくださり、数名は立ち上がって歌ってくれまして、大変楽しく盛り上がり、舞台と客席が一体となりました。
こんな嬉しい体験は忘れられません。
本当に皆様に感謝です。
素晴らしい中学生を見て、日本の将来も大丈夫だと思いました。
                     伊崎燁子

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●2007年4月13日(金) バロック・ヴェネツィア樂派の調べ 於:旧奏楽堂
二期会イタリア歌曲研究会XXXVI オリジナルによるイタリア古典声楽曲の夕べ V

20070413 リーフレット

企画:構成 有村 祐輔
企画:監修 嶺 貞子
ソプラノ 伊崎 燁子 堪山 貴子 木村 美代子 小出 京子
越 野麗子 石原 友利子 丹羽 理英子 嶺 貞子
メゾソプラノ 飯島 由利江
テノール 辻 裕久 芝 泰
バリトン 酒井 崇
古楽アンサンブル  渡邊 慶子 庭山 由記美(バロック・アンサンブル)
原田 純子(バロック・ビオラ)
高橋 弘治(バロック・チェロ)
岡田 龍之介(チェンバロ)

プログラムは
ジョバンニ・レグレンツィ Givanni Regrenzi(1626-1690) カンタータより3曲。
フランチェスコ・カヴァッリ Francesco Cavalli(1602-1676) アリア1曲とオペラ「エリズメーナ」より、叙唱とアリア、3名による抜粋。
アントニオ・チェスティ Antonio Cesti(1623-1669) オペラ「オロンテーア」より、さようなら、コリンド
トマ-ゾ・アルビノーニ Tomaso G.Albinoni(1671-1669) カンタータより2曲。
アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio vivaldi(1678-1741) カンタータより3曲。
以上により構成されました。
歌い手はチラシをご覧下さい。

あまり上演されることの少ない、初演ものもあり、しかし美しい曲が多く、研究会の誰かが、「イタ研の歴史に残るプログラムだ」と言った。
演奏する会員も新しい曲に挑戦し、2ヶ月余で仕上げるのだから、まだまだ掘る下げる事は多いのだが、本番は皆頑張ったと思う。

私自身が歌ったAddio,Corindo はパリゾッティ版イタリア歌曲集の1巻に載っていながら、何故か歌われる事の少ない曲。
しかし私の好きな叙唱とアリアである。
当然、オリジナルの楽譜により歌ったのですが、企画の有村祐輔先生のお陰で、今回バロック歌曲の歌い方、フレージングのとり方、近代歌曲との歌い方の違いが、今まで以上に、大変な収穫、勉強になりました。

感想をお寄せ下さった順に、

 前田昭子様より
きょうは、素敵なVocalをありがとうございました。
友達も(2人)とっても喜んでいました。
本当に会場は一杯になりますね。
普段聞かない曲を聴いているのも楽しいものですね。

先生のステージは華やかですね。
皆さんと違うところは自然に出ている笑顔かな。
ドレス(カラー)ばかりのせいではないように私は思えたのですが・・・
先生の第一声が丸みのある声で歌われたと
き、やっと落ち着きました。
Son ancor〜の曲は先生には低かったのではありませんか?
中音が何となく歌い辛そうな感じがしましたので・・違っていたらゴメンナサイ。
隣の席の人が(友達ではありません)身を乗り出して聴いていらっしゃいました。
二部でのAddio〜のはじめの音、すばらしいですね、私も出せるかなぁ?無理ですよね。
 (この曲全部がすばらしかったです)
この曲先生のお気に入りですか?私の身体がゾクゾクっとしっぱなしでした。
こうやって書くということはなかなかうまく表現できませんし、難しいです。
友達が「あなたの先生本当に60代?」と聞かれました。(ごめんなさい)

最初の越野さん私はいいなぁと思いました。(欲を言うと自然な笑顔がほしいですが)

 稲葉次郎様より
少し古いニュースになってしまいましたが、13日の金曜日、にもかかわらず、楽しいひと時を過ごしてきましたので、その報告を。

 林君の提案で、コンサートの前に集まることとし、林君、菊池さん、秋山さん、ML会員ではないのですが、高木さんと私の5人、4時30分に上野駅公園口に集合しました。
咲き始めた八重桜を愛でながら精養軒で軽食、久しぶりの再会に話を弾ませました。
ただし、満席予想との情報があり、いつもより少し早めに会場に行き、おかげで前から3列目の良い席を確保できました。
会場は旧奏楽堂という名称のホール、私は初めてでしたが、音楽好きには有名な由、木造で歴史があって大変に暖かい感じがする素敵なホールでした。

 コンサートそのものは、二期会イタリア歌曲研究会の主催で、イタリア古典声楽曲の中から今回はバロック・べネツィア楽派(ビバルディーなど17-18世紀)を取り上げていました。
古典ということでアンサンブルもピアノではなくチェンバロ、チェロとは少し違って見えるバロックチェロ等々、私には興味深いものがありました。

 声楽には10人強が出演、伊崎さんは、この会の中心的メンバーのお一人なのでしょう、2回出演され、上品な美声を楽しませてくれました。
私が驚かされたのは、この会の代表である嶺 貞子さんという方、誰かが72歳と言っていましたが、びっくりするほど貫禄があって、それでいてびっくりするほど上手に聞かせました。

 コンサート終了後、伊崎さんが現れるかと少し待ちましたが、お忙しかったのでしょう、現れず、しかたがないので、いろいろと感想などを話しながら夜桜の上野公園を抜けて駅に向かいました。

 生で聴く音楽の楽しみは格別でした。

嶺 貞子先生はイタリアから勲章を授与されました。
1月、私はその祝賀パーティの責任者を務めました。
そのあと100名ほどの方々に写真を送る作業が5月1日で終わりました。
                        伊崎

 稲葉さんの発信に続けて    菊地淑子様より
 伊崎さんのコンサート、よかったですね。
伊崎さんには雰囲気、声共に気品があり、私はうっとりと聴いていました。
 上野は広い。
旧奏楽堂なんて、案内してもらわなければ分かりませんでした。
外見は木造の見るからに温かみある建物で、中も歴史を感じました。
 歌う方々皆、美声なのは勿論ですが、舞台での雰囲気から色々見えるものがあることもわかりました。
解説者が説明してくれた一節に、ヴェネツィアの音楽が栄えた3大要因に
 1.サン・マルコ大聖堂の存在
 2.公共オペラハウスの誕生
 3.国際港都特有の施設「女子孤児養育院」での高度な音楽教育の成果
の3点を挙げられました。
 私にとってたいへん衝撃的だったのは、3の女子孤児養育院で成長した子どもの「自立」のために高度な音楽教育をしたと言う点です。
ヨーロッパでは、貧民救済や病弱者、孤児などの救済(現代での福祉)はキリスト教の教えによって教会、修道院、尼僧院などが担っていました。
日本でも数は少ないけれど、救済のため寺院などが、私的に行った例はあります。
だけど、17世紀に「自立」を意識して教育していたのはすごいことだと感心してしまいました。
省みて、日本の現在の福祉施策はどれほどのものでしょう?

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●2007年1月27日(土)

20070127 タイトル画像

受験生
*安村 恵  コンコーネ50番より、NO.25
Lasciatemi morire !(C.Monteyerdi) 私を死なせて
Caro mio ben(G.Giordani) いとしい女よ
ピアノ演奏 バッハ 平均律クラヴィーア第2巻より No.15ト長調フーガ
      ベートーベン ソナタ Op.14No.1ホ長調 第3楽章
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
*藤原 千恵  Star vicino(S.Rosa) 側にいることは
Nel cor piu non mi sento(G.Paisiello) もはや私の心には感じられない(うつろの心)
*橋本 美千代  O del mio dolce ardor(C.W.Gluck) ああ私のやさしい情熱が
かやの木山の(山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩)
*松永 弘美  Ave Maria(Caccini) アヴェ マリーア
九十九里浜(平井 康三郎 曲、北見 志保子 詩)
*甲斐 清子  Addio, Corindo(M.A.Cesti) さようなら、コリンド
*中川 明子  Vorrei(F.P.Tosti) そうなってほしい
L'ultima canzone(F.P.tosti) 最後の歌
*前田 昭子  L'invito(G.Rossini) 誘い
Una l'acrima(G.Donizetti) 一滴の涙
*米山 恭子  Almen se non poss'io(V.Bellini) もし私ができないなら
Regnava nel silenzio(G.Donizetti) 「ランメルモールのルチア」より、あたりは沈黙に閉ざされ

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●2006年4月22日(土) 伊崎燁子サロンコンサート
 ソプラノ:伊崎燁子  ピアノ:柿谷綾乃   春風にのせて

20060422 写真 20060422 表紙の折り紙
於:オーシャンプロムナード湘南  主催:まつぼっくり  
 (写真提供:仁井田征夫)
表紙を飾った折り紙:菊地淑子 作

「プログラム」
日本の抒情歌より

< 懐かしい歌 >
 浜千鳥  弘田 竜太郎 曲、鹿島 鳴秋 詩
 花の街  団 伊久磨 曲、江間 章子 詩
 この道  山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩
< 花の歌 >
 くちなし  高田 三郎 曲、高野 喜久雄 詩
 ほうずきの花  三木 稔 曲、小黒 恵子 詩
 さくら横ちょう  別宮 貞雄 曲、加藤 周一 詩
< 想い >
 嫁ぐ娘への子もりうた  平野 淳一 曲、峯 陽 詩
< 童謡 >
 絵日傘  豊田 義一 曲、大村 主計 詩
 通りゃんせ  わらべうた、本居 長世 編・曲
 十五夜お月さん  本居 長世 曲、野口 雨情 詩
 あわて床屋  山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩
< 愛の歌 >
 ジュ・トウ・ヴ(Je te veux)  エリック・サティ 曲
 ナイチンゲール(Nightingale)  アレクサンドル・アラビエフ 曲
< アンコール >
 初恋  越谷 達乃助 曲、石川 啄木 詩
 小さな空  武満 徹 曲・詩
会場の皆様で合唱
 花  滝 廉太郎 曲・詩

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ふるさと鵠沼の懐かしい大勢の方達に囲まれて、私は少しあがったかも知れません、でも温かいご支援のおかげで無事終えました。
千葉からも東京からも駆けつけてくださり有難い事です。
会を終了後同期の懇談会が近くのChez Moiにて26名ほどで賑やかに開かれました。
その後もカラオケに繰り出し(私は歌う曲がない)、朝8時に家を出て、夜9時ごろ終わりました。
皆様お世話になりました。
何十年振りかの邂逅が2組もあったそうで良かったと思います。

平沼高校の同期の友人で、稲毛にある放射線医学研究所の元副所長でいらした稲葉次郎様がお寄せ下さった感想は、サロンコンサートの事がよく分かる様に書かれ、表紙を飾った折り紙葉書の作者、やはり同期の菊地淑子様のことにも触れてくださっています。

すでに林君から報告がありましたが、伊崎さんのコンサートについて私からも。
すばらしい青空の下、藤沢駅で林君と待ち合わせ、久しぶりに大きな富士を見たあとゆっくり昼食。
その後小田急で鵠沼海岸へ。
会場はいかにも湘南らしいしゃれたオーシャンプロムナード湘南、実は高級老人ホームの小ホール。
コンサートは「春風にのせて」のテーマの下、桜をはじめ春の花が沢山出てきて、大いに楽しみました。
特にJE TE VEUXは小品ながら素敵でした。
フランスの歌が合うように思います。
音楽会場ではなく、サロン風、少し抑えた感じの歌い方は大きな会場でより難しいようにも思いましたが、伊崎さんは相変わらずの美声で丁寧に歌われ、さすがにプロと感じ入りました。
プログラムの表紙、見た瞬間菊池さんの作品と似ていると気がつきましたが・・、Good idea!です。
(菊池さんいつもすばらしい折り紙はがきをありがとうございます、大いに楽しみにしています。)
余計な話ですが、個人的関心から会場でオーシャンプロムナード湘南のパンフレットをもらってきました。
そこで生活するには結構お金がかかることを知りました。
ただし、現在は満室ですとのことでした。
どのくらい先になるのか分かりませんが、いずれはと考えさせられました。
コンサートの後は江ノ島まで歩いて興奮を静め、さらに江ノ島からは江ノ電で鎌倉まで、林君と取りとめもないことを話しながら、楽しい半日でした。
 稲葉次郎

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●2006年2月4日勉強会
於:サロンヴィーノ  ピアノ:柿谷綾乃

小人画像1 小人画像2 小人画像3 小人画像5 小人画像6 小人画像7

受験生
佐藤 亜希  サンタ ルチア(ナポリ民謡)
初恋(越谷 達之助)
追憶(スペイン民謡)
岩浅 恵利子  Intorno all’idol mio(M.A.cesti) 私の偶像である人の回りに
ピアノ演奏  コンコーネ50番より、No.18 No.29 No.38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野村 京子  浜千鳥(成田 為三)
Lascia ch’io pianga(G.F.Handel) 私を泣かせてください
松永 弘美  O del mio dolce ardor(C.H.W.Gluck) ああ私のやさしい熱情が
母の声(山田 耕筰)
仲村 久子  Nel cor piu non mi sento(G.Paisiello) もはや私の心には感じない
Porgi amor(W.A.Mozart) オペラ「フィガロの結婚」より、愛の神よ
甲斐 清子  Amarilli(G.Caccini) アマリッリ
Ombra mai fu(G.F.Handel) 樹木の陰で
中川 明子  Ideale(F.P.Tosti) 理想の人
’A Vucchella(F.P.Tosti) 可愛い口許
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「感想」

*人の前で演奏すると、いつものように出来ない。
*やはり、息の吸い方にある。
*こつこつやるしかない。

 曲に中で、1箇所、2箇所だけでも良いから、息に乗った良い響きの声が、出せていれば、まずは良いと思います。
 それはかなり出来てきたと思います。

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●日本福音ルーテル市川教会 2005年10月29日(土) ソプラノ:伊崎燁子  ピアノ:柿谷綾乃

20051029 リーフレット1
20051029 写真

プログラム

G.フォーレ  夢のあとに
蝶と花
M.ファリア  7つのスペイン民謡より
 1. ムーア人の織物
 3. アストリア地方の歌
 4. ホタ
 5. 子守唄
 7. ポロ
日本歌曲
< 秋の歌 >
畑中 良輔 曲、八木 重吉 詩  五つの歌
 *秋の空
 *素朴な琴
 *秋
 *雨
 *夕焼け
< 花の歌 >
三木 稔 曲、小黒 恵子 詩  ほうずきの花
団 伊玖磨 曲、江間 章子 詩  花の街
山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩  からたちの花
< 恋の歌 >
大中 恩 曲、佐藤 春夫 詩  しぐれに寄する抒情
越谷 達之助 曲、石川 啄木 詩  初恋
アンコール 
本居 長世 曲、野口 雨情 詩  十五夜お月さん
山田 耕筰 曲、北原 白秋 詩  あわて床屋
F.シューベルト  アヴェマリア

お寄せいただきましたご感想の中から、私には面映い、でも素敵なお二人の文章をご紹介します。

鵠沼中学校同級生 原 紀子様 より

20051029 原 紀子 手紙

少し昔の懐かしいお話が、沢山盛り込まれています。
是非最後までお読み下さい。   弁護士 小林正彦 様 より

拝啓

 日本福音ルーテル市川教会での貴リサイタル(10月29日)の感想をお話しさせていただきます。
 一口で申し上げれば、圧倒されました。
圧倒されながら、忘れがたい感動と喜悦のひとときを過ごさせていただきました。

 私がお誘いした人たちも、口々に、同旨の感想を述べておられました。
帰り道に、市川駅前の鰻屋さんで、歌姫と歌を讃えて、乾杯しました。
お知らせした私までが、大いに感謝されました。
 まず、なによりも、声それ自体の美しさです。
 決して一本調子にならない多彩多様な美しさに、(或る女性の表現を以ってすれば)脳天を射ぬかれ、全身を揺さぶられるような衝撃をうけました。
ありきたりの表現をすれば、「絹を裂くような」とか、「玉をころがすような」とか言うことになるのかも知れませんが、そんな陳腐平凡な言葉ではとても追いつかない経験でした。
それと、歌いまわしの魅力的なこと!
あれを、プロの方々は、「カンタービレ」の魅力といわれるのでしょうか。
昔々、柴田陸睦さんが、T.スキーパの、特に発声の素晴らしさを讃え、関連してF.タリアビーニやJ.D.ステファノにも言及しながら、「ベルカント唱法」を語り、「カンタービレ」を語るのを聞いた事があります。
印象深いお話で、このたび、その事を久し振りに思い出しました。
もう一つ。それは、明晰で、流麗な日本語。
日本人たる事を誇らしく感じます。
個人的には、アンコール・ピースとして、予め、おずおずとリクエストさせていただいていた「十五夜お月さん」の、深く豊かな表現が、この日、随一でした。
 思い起こせば、私(1939年生まれ)たちが子供だった頃には、この国の子どもたちは、いわゆる「童謡」や「唱歌」とともに、江戸古謡やわらべ唄にも日常的に接していました。
そして、その中でも、

 うーさぎ うさぎ 何見て跳ねる
 十五夜お月さん 見て はあああねえるッ

は、最も愛唱されたものの1つだったと思います。
大人になってから、偶然の機会に、童謡歌手・河村順子の「十五夜お月さん」を耳にしたときには、とても驚き、とても感銘を受けました。
当時、そのことを、父(1912年生まれ)に話したことがあります。
「大正ロマンティシズム」のコンセプトでです。
父(普通のサラリーマン)は、私に歌好きの血を伝えた人物で、特に藤原義江と関屋敏子の熱心なファンでした。
私から話しかけられた父は、まだ40代だったのに、まるで老人が懐旧談をするみたいに、延々と話し続けました。
・・・子供の頃、ある偶然の機会に、本居長世さんの可愛らしいお嬢さんたちが、専ら本居作品ばかりを歌う音楽会に行った事があること、それで、本居作品が好きになったこと、中山晋平のほうがはるかにポピュラーであり、自分も中山作品がすきだが、全体的な印象としては、本居が中山を大きく凌駕しているように感ずること、たとえば、「十五夜お月さん」でも、コーラスが進むにつれて、歌詞の発展に即して、メロディも伴奏も、デリケートに変化しているようにおもわれること、等々でした。
おかげさまで、親不孝ものが、14年前に亡くなった父を久し振りに思い出だしました。

 この歌については、河村さんから始まって、好んで、多くの歌手の歌唱に接しました。
しかし、どういうものか、本格的なクラシックの歌手(ヘン言い方です)が、芸術家としての意欲を発揮し、プロとしての表現技術を駆使してミッチリ歌っている例には出会う事が難しいようです。
少なくとも、私どものような一般のシロウトにとっては。
その意味で、このたびは、この40年間で最高の歌唱をプレゼントしていただきました。
とても嬉しいです。
感謝しています。

ちなみに高校生のころ、ハリウッド映画「歌劇王カルーソー」を見ました。
チャリティ・コンサートのシーンで、お金持ちの或る紳士がカルーソーの十八番「パリアッチ」をリクエストし、これに応えたカルーソーが「衣装をつけろ」を、心をこめて歌いました。
私は、「いいなーッ。俺も、いまに、ああいう注文をしてみてえなーッ」と思いました。
先生のおかげで、或る意味では、宿願がかなったわけです。
おそらく、最初で最後の経験となりましょう。
ほんとうに、ありがとうございました。

 その他にも感じたことがあります。
思い出すまま、順不同にあげてみます。

「アストリア地方の歌」のピアノの右手のメロディが、橋本国彦作曲「富士山見たら」の前奏部分にとても似ているように感じました。
このように感じたのは、今回が初めてです。
藤原義江さんが、「外国で『富士さん見たら』を歌うと、いつも、前奏の美しさを言われた」と言っていたのを思い出しました。

「五つの歌」。
先生に解説していただいたおかげで、「詩 八木重吉」「曲 畑中良輔」であることを真っ正面から意識しながら、拝聴しました。
若き日にこの詩人に夢中になっていた学友の気持ちに、ほんの少し、触れたように思いました。
曲調に、邦楽プロのお家に生まれ育ったという出自が>少し薫っているように感じましたが、気のせいでしょうか。

「花の街」。
オリジナルは、女性合唱だったように記憶しますが、独唱もいいですね。
またまた、敗戦直後の荒廃した東京の風景や、(私の場合は、浅草と東京)「婦人の時間」に何度か出演した母のこと、一回だけ出た自分のこと、あるいは、この番組でデヴューした溌剌たる秋山ちえこさんの、若く溌剌たる声など、なんとも懐かしいことどもを思い出し、またまた、胸が一杯になりました。
私にとっては、この歌は「時代の子」です。

 再び、そして末永く、こういう機会をお与え下さい。
先生のさらなるご壮健とご多幸をお祈りしています。

     東京都大田区   小林正彦 拝
伊崎燁子先生

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●2005年7月11日(月)
二期会イタリア歌曲研究会 XXXIII  於・東京文化会館小ホール リーリカ

 珠玉の叙情歌ー トスティからメノッティ80年の流れの中で ー

          監修:嶺 貞子

20050711 リーフレット1
20050711 リーフレット2

私の平沼高校時代の友人から寄せられたご感想です。

「今回はイタリア語で何だか分かりませんでしたが でも夫々の方の持っている雰囲気や歌い方 若い方は若いままに 熟年の方は年輪を重ねた声の美しさに 何も知らない私でも声楽の楽しさに圧倒されました。
稲葉さん 林さん 私の3人でしたが 行って良かったです。
本当に。
長く歌い続けるには 天賦の才能のほかに 体調を維持する節制 向上心 努力など様々なことが必要なのですね。
どうか これからもお体大切に歌い続けてください。」

               菊地淑子

楽屋にて

20050711 楽屋写真
出演者の一部の方々、私は青いドレスを着ています。

国立音大ご出身で当教室の生徒さんでもある、前田昭子さんからのご感想

伊崎先生

久し振りに先生の舞台での声が聞けてうっとりしました。

プログラムが進んでいく中、いよいよ先生の出番、どうしてだか私がドキドキしてしまいました。
前奏が鳴って第一声を出した途端、私の見える(客席)範囲での空気が一変したように思われました。
スーと先生に吸い込まれたような感じがして(オーバーに表現すると、先生の中に皆が入って行ったように思われました)、ちょっと「くぎ付け」になった・・・と私は感じました。
こう感じたのは私だけではないと思います。
それと、皆と何かが違う、声の出し方、やさしくて包み込んでくれるような歌い方は、私がいつも教わっているのに!・・・・・私には出来ない!!!

今回は知らない作曲家の歌曲が殆どでしたが、楽しい時を過ごす事が出来ました。
               前田昭子

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2005年1月22日
第30回 財団法人日本歌曲振興会<新・波の会>
 サロン・コンサート

会場:JASRAC けやきホール(古賀政男音楽博物館1階)
出演:佐々木 町子、堀真 須美、水谷 朋子、高橋 千代乃、伊崎 燁子、鈴木 房江
曲目:シレトコ半島の漁夫の歌(伊福部 昭 曲)
   あなたの恋人に会いました(大中 恩 曲)
   からたちの花(山田 耕筰 曲)他

伊崎燁子の曲目
  さざんか(猪本 隆 曲)
  しぐれに寄する抒情(大中 恩 曲)
  ひとつのレモン(大中 恩 曲)
  あやとり(土屋 喜代美 曲)
  小さな空(武満 徹 曲)
  マーシャとピョートロ(小林 秀雄 曲)

補助席を出すほど大勢のお客様にお越し頂きまして、誠に有難うございました。
大変好評を頂き、嬉しいメールも沢山いただきました。

その中で、俳句付きで感想を送って下さった方のメールから、抜粋してご紹介します。

山茶花の思いを託しソプラノに

(感想)
コンサートで自分の心に秘めた思いを歌に託して歌い上げた友人。
過去のコンサートよりも伸び伸びと声に張りが出て表情豊かに歌い上げた。
赤いドレスに身を包み秘めた思いを感じさせるようだ。
それは、歌手のみにしか知る由もないことである。
聴衆にはそれを感じさせ、また訴えるように聞こえた。
このことは一段と歌手として聴衆に感動を与えることが出来るまで成長した証にほかならないと思われる。
                 八幡三郎

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「過去の勉強会」

●2005年1月29日

アットホームな稲毛サロンヴィーノをお借りして、ピアノを柿谷綾乃さんにお願いしました。
それぞれ国立の教育学部を受験するお二人と熟年のお二人が公開レッスンの形で歌いました。

人の前で演奏をすることは、慣れないとなかなか思うように自分を表現できないものです。
場所を変えて毎年やっていますが、サロンヴィーノは気軽にできそうで、度々やりたいというご希望が出ました。

20050129 リーフレット

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●2004年4月7日
二期会イタリア歌曲研究会XXIV
オリジナルによるイタリア古典声楽曲の夕べ III

「モノディからヘンデルへ」

桜の花びらがチラチラと舞っていました。
上野の旧奏楽堂に於いて雅やかな音色の古楽器に包まれて歌う、いにしえの世界を偲ぶ夕べ。
このシリーズは大好評を頂き、3回目の再演となりました。
毎年続けられると思います。

  監修:有村 祐輔   企画・構成:嶺 貞子

20040407 リーフレット

< 出演 >
 嶺 貞子 
 鈴木 寛一 
 吉川 具仁子 
 辻 裕久 
   ・ 
 伊崎 燁子 
 石原 友利子  
 板本 緑 
 堪山 貴子 
 酒井 崇 
 関口 幸江 
 渡邊 公実子 
   ・ 
- 古楽アンサンブル -
 渡邊 慶子
 伊佐 治道生
 天野 寿彦
 桜井 茂
 太田 光子
 岡田 龍之介

< 曲目 >
G.Caccini(1637-1710)  Tu ch'hai le penne, Amore, 翼を持つ愛の神よ
O che felice giorno,Amor , ch'attendi ああ、なんと幸せな日だろう
B.Pasquini(1637-1710)  Con tranquillo risposo 静かな憩いのうちに 
G.Gasparini(1668-1727)  Cantata Caro laccio カンタータ「いとしい絆よ」より、アリアと叙唱5曲
A.Vivaldi(1678-1741)  La pastorella sul primo albore, 羊飼いの娘は夜明けに
Vieni,vieni o mio diletto 来て、来て、いとしい人よ
A.Scarlatti(1660-1725)  Cantata Solitudine avvenne カンタータ「辺りは静かになった」より、叙唱とアリア4曲
D.N.Sarri(1670-1744)  Sen correl'agnelletta 小羊は走り去る
R.Rontani(15??-1622)  Se bel rio もし美しい小川が
M.a.Cesti(1623-1669)  opera [Orontea] Intorno all'idol mio オペラ「オロンテーア」より、「私の偶像である人の回りに」アリアと叙唱3曲
G.F.Handel(1685-1759)  opera [Rinaldo] Armida dispietata! オペラ「リナルド」より、情け知らずのアルミーダ
opera [Giulio Cesare in Egitto] Va tacito e nascosto オペラ「エジプトのジューリオ・チェーザレ」より、抜け目の無い狩人は
Epur cosi in un giorno 「こうして、ただ一日のうちに」叙唱とアリア
Caro! Bella! Piùu amabile beltà 慕わしい、美しい人、あなたの眼差しにもまして / 二重唱
opera [Roderinda] Fatto infermo è il mio petto オペラ「ロデリンダ」より、「私の胸は地獄となった」叙唱とアリア
G.Paisiello(1740-1816)  opera [La molinara] Nel cor più non mi sento (Duetto) オペラ「水車小屋の娘」より、もはや私の心には感じられない / 二重唱

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